読書リスト(2020年11月、12月)
江永泉、木澤佐登志、ひでシス、役所暁『闇の自己啓発』
"ダークウェブと中国、両極端な二つの社会が人間の作動原理を映し出し、AIや宇宙開発などの先端技術が〈外部〉へ"
『文藝 2021年春季号』
"「闇のブックガイド(仮)」闇の自己啓発会(江永泉/木澤佐登志/ひでシス/役所暁)" "【エッセイ】Marukido【論考】樋口恭介/水上文/木澤佐登志"
読書リスト(2020年10月)
堀江則雄『ユーラシア胎動――ロシア・中国・中央アジア』
"多極化する世界の中で、いまユーラシア全体が一つの地域として沸き立っている。中国の爆発的な経済発展、ロシアのエネルギー資源外交“
常井健一『地方選 無風王国の「変人」を追う』
"マグロと原発の町、「飛び地」の村、60年も無投票が続く島……“選挙を旅する”異色ノンフィクション。コンビニ店員、国際派テレビマン、サー“
常井健一『無敗の男 中村喜四郎 全告白』
"角栄の素顔、ゼネコン汚職の真相、自民党分裂で小沢が果した役割……昭和から平成にかけて激震した政界の裏事情。さらに日本だけでなく、トランプを“
常井健一、岡崎勝久(写真)『保守の肖像 自民党総裁六十年史』
"岡崎が撮りためた3万本にも及ぶ秘蔵フィルムから、自民党総裁21人たちがなした「歴史的瞬間」や知られざる「素顔」を厳選した写真集である"
小林登志子『古代メソポタミア全史-シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで』
"「目には目を」で名高いハンムラビ王のバビロン第一王朝、初の世界帝国となった新アッシリアなど、数“
岩波敦子『誓いの精神史 中世ヨーロッパの〈ことば〉と〈こころ〉』
"誓いに込められた中世人の世界観を読み解く。誓いの言葉はなぜ間違えてはいけないのか。なぜ文書よりも言葉が重視されたの“
アストリッド・フェルメール、ベン・ウェンティング、ヨス・デ・ブロック『自主経営組織のはじめ方 ― 現場で決めるチームをつくる』
"『ティール組織』で最も取り上げられた「ビュートゾルフ“
須永剛司『デザインの知恵 情報デザインから社会のかたちづくりへ』
"本書では、「デザインとは何か」という根源的な問いかけから出発し、自身の思考の歩みや教育現場での実践を再考察しながら“
筒井淳也『社会を知るためには』
"「社会」という言葉は、様々な形で使われていて、普段は存在を意識しないが、その実態はとてもあいまいだ。では、どのようにすれば「社会」を理解できるのか?"
沢山遼『絵画の力学』
"アンディ・ウォーホル、ジャクソン・ポロック、バーネット・ニューマン、カール・アンドレ、ロバート・モリス、香月泰男、福沢一郎、辰野登恵子、高松次郎、ゴードン・マ“
松本俊彦『自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント』
"どうしたら、回復することができるのか(自分の行為の観察、衝動のコントロール、生活習慣について、精神科にかかる“
高辻成彦『IR戦略の実務』
"「広報・IR担当」と「アナリスト」双方の経験者がIRの基礎を実務目線で解説。IR業務の概略から投資家・アナリストの見方の説明、IR業務の流れをケース付き“
高辻成彦『アナリストが教える リサーチの教科書―――自分でできる情報収集・分析の基本』
"どんなにすごい戦略立案や業界分析も適切な現状調査があってこそ。本書では、ビジネスリサーチの基“
シンジア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザー『99%のためのフェミニズム宣言』
"個人の自由がすべての人々の自由と共にあることが確証されないかぎり、私たちは決して既存の民主主義には満足しない"
ロバート・ブランダム『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか 上巻』
"ドイツ観念論と英米哲学をプラグマティズムのうちに統合する壮大な構想で注目を集めるブランダム。本書は、揺“
ロビン・キンロス『モダン・タイポグラフィ 批判的タイポグラフィ史試論』
"「近代」を軸にめぐるタイポグラフィの精神史を鮮やかに描き出した名著。西洋における近代タイポグラフィの展開を、“
佐伯胖『決め方の論理-社会的決定理論への招待-』
"各人の考えがバラバラで、にもかかわらずそれらを集約して一つの判断を下さなければいけないとき、望ましいきめ方とはどんなものだろうか。これを探究するのが社会的決定理論という分野である"
木原幹雄『デザインリサーチの教科書(仮)』
"世界中の経営者が殺到するコペンハーゲンのデザインスクールCIIDで実践されている手法をベースに、日本でのプロジェクトをふまえて、より実践“
山口尚『哲学トレーニングブック:考えることが自由に至るために』
"青山拓央、アラン、飯盛元章、伊勢田哲治、大庭健、大森荘蔵、岸政彦、田島正樹、丹治信春、千葉雅也、デイヴィドソン、デリ“
渡辺靖『現代アメリカ』
"13の視点から読み解く,新しいアメリカ入門テキスト。実際のエピソードを手がかりに,豊富な図表と写真を用いながら,気鋭の研究者が丁寧に説明する。アメリカについ“
超読みたい。 有元裕美子『スピリチュアル市場の研究―データで読む急拡大マーケットの真実』
"今年初詣をした人は国民の約8割に該当する1億人(重複含む)。携帯占いサイト市場約200億円“
カート・アンダーセン『ファンタジーランド 【合本版】―狂気と幻想のアメリカ500年史』
"ニューイングランド幻想、ジェファーソン:独立宣言、西部開拓:フロンティア精神、フォード:大量“
『多様体 第3号:詩作/思索』
"ルネサンス期の詩人ポリツィアーノによる農人礼讃や、ドイツ・ロマン派の詩人ノヴァーリスによるフィヒテ研究。詩人マラルメと映画人ロメールとの架空対話、ナ“
読書リスト(2020年9月)
D山『沈む氷』
"ヒロトは真子と出会い、グラスの底に沈んでいく。互いに家庭がある二人の中に、静かに灯った火種は少しずつゆっくりと燃えていく。互いの人生と二人の時間に葛藤する二人の結末は"
藤谷千明『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。 』
"一生を約束したくはないけれど、淋しいから誰かと暮らしたい、推しのグッズは増える一方なので広い部屋に住みたい、節約して将来への不安"
デイヴィッド・パトリカラコス『140字の戦争 SNSが戦場を変えた』
"パレスチナの戦禍をツイッターで発信し「現代のアンネ・フランク」と呼ばれた少女、スカイプを通じてイスラム国に勧誘"
橘木俊詔『教育格差の経済学 何が子どもの将来を決めるのか』
"親の所得の影響、保育園と幼稚園の差、遺伝と環境の関係、塾や習い事の効果などを、格差研究の第一人者がコストとリターンの観点から徹底分析。特に0歳から小・中学校期を中心に"
ぼくらの非モテ研究会『モテないけど生きてます 苦悩する男たちの当事者研究』
"モテるためのテクニックを学ぶのではなく、月に1、2回開催する研究会で対話して「非モテ」という現象を探求"
高須正和、高口康太編著『プロトタイプシティ 深センと世界的イノベーション』
"テンセントが「未来都市」を建設する計画を明らかにしたが、その場こそ、深センだ。ではなぜ、深センは世界の耳目を集め続けるプロトタイプシティに変われたのか?"
センディル・ムッライナタン、エルダー・シャフィール『いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学』
"いつも時間に追われていて、思うとおりに物事が片付けられない。それなりの収入はあるのに、目の前の出費のために、借金を重ねてしまう"
近藤和敬『ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する 〈内在〉の哲学試論』
"「概念」とは何か、哲学・科学・芸術の創造とは?二人が構想した“内在”の哲学が、いま明らかに"
ヴィンフリート・メニングハウス『ダーウィン以後の美学: 芸術の起源と機能の複合性』
"太古の昔に人間の技芸はいかなる機能を担っていたのか。ダーウィンが性淘汰を理論化した大著『人間の由"
日本アーレント研究会『アーレント読本』
"テランから若手まで総勢50名の気鋭の執筆者が、主要なテーマ群を最新の視点で掘り下げる決定版の入門書。各著作の解題や略年譜付!"
橋本陽介『「文」とは何か 愉しい日本語文法のはなし』
"えっ、「ビーグル!」の一語だけでも「文」!?気鋭の研究者が従来の「国語文法」とはまったく異なる言語観から「文」を考える"
木村覚『笑いの哲学』
"西洋哲学の知見から現代日本における「お笑い」さらに広く芸術まで、笑いの現場を視野に入れつつ秩序、掟への揺さぶりとしての笑いの可能性を縦横に考察"
佐々木敦『批評王—終わりなき思考のレッスン』
"批評家卒業を宣言。批評活動最後の総まとめとして本書『批評王』を公刊する。ジャンルを問わず「ただそれだけを読んでも面白い」78編を厳選"
小島英揮『ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング』
"“リアルとネットの無限ループ”で新しい人をどんどん巻き込み、コンテンツを生み出し続ける仕組みづくりAWS"
佐俣アンリ『僕は君の「熱」に投資しよう――ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義』
"国内最大のシードファンド(300億円)を運営する、36歳、若手NO.1ベンチャーキャピタリスト・佐俣アンリ、待望のデビュー著作!"
野澤直人『【小さな会社】逆襲の広報PR術』
"中小企業では専門の広報部門はなく、営業マンや総務などがPR業務を兼務しているケースがほとんどだ。専門的な知識やノウハウに欠けるケース"
クリストフ・リュトゲ『「競争」は社会の役に立つのか:競争の倫理入門』
"「資本主義」批判=「競争」批判であってはならない。競争を正しく行うことは倫理的である"
アンバー・ケース『カーム・テクノロジー 生活に溶け込む情報技術のデザイン』
"ユビキタスコンピューティングの父、マーク・ワイザーが提唱した設計思想「カーム・テクノロジー(穏やかな技術"
スナウラ・テイラー『荷を引く獣たち: 動物の解放と障害者の解放』
"もし動物と障害者の抑圧がもつれあっているのなら、もし健常者を中心とする制度と人間を中心とする倫理がつながっている"
根井雅弘『現代経済思想史講義』
"ケインズ以降の経済学がこれ一冊でわかる 。京都大学での長年にわたる講義を凝縮した、画期的な現代経済学史。ケインズから現代まで、進展を続ける経済学"
福間良明『「反戦」のメディア史―戦後日本における世論と輿論の拮抗』
"「原爆」の語りと「沖縄戦」の語りにはいかなる相違があり、また、それらはどのように変化したのか。戦争観の位相差と変… https://twitter.com/i/web/status/1306499320774930432
生澤繁樹『共同体による自己形成――教育と政治のプラグマティズムへ』
"「自己」と「共同体」との和解や調停をめざす共同体論的転回は、どうしてデューイに回帰することになるのだろうか。共同体論の根底を問う"
福間良明『「勤労青年」の教養文化史』
"大学はおろか高校にも進めなかった勤労青年たちが「読書や勉学を通じて真実を模索し,人格を磨かなければならない」と考えていた.そんな価値観"
石川善樹『フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略』
"よりよく生きるためのライフハックとイノベーティブな結果を出すための仕事術は、人生の限られた時間の中で共存しなければいけない"
浪田陽子、福間良明『はじめてのメディア研究―「基礎知識」から「テーマの見つけ方」まで』
"メディアの基礎や視点と、報道、ドラマ、映画、マンガ、音楽、広告などジャーナリズムからポピュラ"
福間良明『「働く青年」と教養の戦後史: 「人生雑誌」と読者のゆくえ』
"経済的な理由で進学を断念し、町工場や商店などに就職した若者たち。低賃金、長時間労働、そして孤独な日々"
福間良明『戦後日本、記憶の力学: 「継承という断絶」と無難さの政治学』
"いまも毎年夏になると、「戦争の記憶」の継承が叫ばれる。だが、そこでは「継承の欲望」は語ってはいても、そこ自体"
三宅陽一郎、大山匠『人工知能のための哲学塾 未来社会篇 〜響きあう社会、他者、自己〜』
"知能とは何か、そして人間とは何か、という問いを巡って西洋哲学と東洋哲学を旅してきた"
川端康雄『ジョージ・オーウェル――「人間らしさ」への讃歌』
"「反ソ・反共」作家のイメージから「監視社会化」に警鐘を鳴らした人物へと、時代とともに受容のされ方も変化してきたオーウェル"
ペッレグリーノ・アルトゥージ『イタリア料理大全』
"各地の郷土料理を渉猟し初めてイタリア料理として大成した聖典。大古典でありながら、一家に一冊あると言われる、美味しく健康によい現役レシピ790"
河野勝彦『実在論の新展開』
"「反実在論の方向に振れた20世紀の思想の振り子は、新しい世紀に入るとともに実在論の方向へと動いた」(M・フェラーリス)。実在とは何か、この世界"
仲正昌樹『現代哲学の最前線』
"現代哲学における最もホットな5つのテーマ―正義論・承認論・自然主義・心の哲学・新しい実在論の議論を整理し、そのエッセンスを解説。ロールズ、サンデル"
アンドリュー・リーチ『建築史とは何か』
"建築史がいかにして近代的な学問として成立したのか。建築史は何を手がかりに語られ、記述されてきたのか。建築史の課題は何で、どこへ向かおう"
西田亮介『コロナ危機の社会学 感染したのはウイルスか、不安か』
"日本の抱える政治、法律、社会システム等の課題を解き明かす。急拡大する伝染が不安を招き、不安もまたメディアやSNS"
グレアム・ハーマン『思弁的実在論入門』
"2007年4月27日、ロンドンで「思弁的実在論」は誕生した。最初のメンバーは四人。ブラシエ、グラント、ハーマン、メイヤスー。思考と存在の相関を超えた実在への志向を共有した彼らの哲学"
篠原雅武『「人間以後」の哲学 人新世を生きる』
"マルクス・ガブリエル、カンタン・メイヤスー、ティモシー・モートン、グレアム・ハーマンなど、世界の最前線に立つ哲学者と対話しつつ気鋭"
ヴィクター・パパネック『生きのびるためのデザイン』
"デザインを、安易な消費者神話の上にあぐらをかいた専門家たちの手にまかせきってはならない。人びとが本当に必要としているものへの綜合"
フィリップ・ルジュンヌ『自伝契約』
"自伝テクスト読解の際の、テクストと読者の契約様式としての「自伝契約」という概念を探究の基軸に据え、自伝ジャンルへの抱括的な理論的考察を推進"
P.ルジュンヌ『フランスの自伝〈新装版〉: 自伝文学の主題と構造』
"〈自伝〉という特異かつ曖昧な文学ジャンルを、その定義、歴史と諸問題等の批評を通して明確に位置づける。ルソー"
カトリーヌ・マラブー『偶発事の存在論: 破壊的可塑性についての試論』
"いかなる存在の歴史が破壊的可塑性の力を説明しうるのか。スピノザとドゥルーズとフロイトがプルーストやデュラスに出会い、その問いに答える"
バンジャマン・コンスタン『近代人の自由と古代人の自由・征服の精神と簒奪 他一篇』
"古代と近代の自由の違いを明確にした有名な講演、強権的支配を批判してナポレオン後のリベラルな政治体制"
マシュー・J.サルガニック『ビット・バイ・ビット -- デジタル社会調査入門』
"ビッグデータや集合知を使った新しいサーベイ法,デジタル社会実験などの最先端の手法が,今,社会科学"
トーマス・カーリア『ノーベル賞で読む現代経済学』
"ミクロ経済学とマクロ経済学、一般均衡理論に公共選択論、国際貿易論、新制度派経済学、金融経済学、さらにはゲーム理論や行動経済学"
石田英敬『記号論講義――日常生活批判のためのレッスン』
"現代思想の基礎となるソシュールやパースの記号論から始まり、テレビCMや雑誌広告・アートと建築・身体と権力・ニュース報道"
エリック・ウィリアムズ『資本主義と奴隷制』
"今まで誰も注目しなかったカリブ海域史研究に取り組んだウィリアムズは、奴隷貿易と奴隷制プランテーションによって蓄積された資本"
まだ途中だけどかなりおもしろげ。 山口省蔵、江口晋太朗『実践から学ぶ地方創生と地域金融』
"事業者・行政・地域金融の創造的な連携で生まれた持続可能な経済循環。実現に導いた関係者の役割や事業スキームを好事例11件から解説"
読書リスト(2020年8月)
田中圭一『若ゲのいたり ゲームクリエイターの青春【電子書籍限定フルカラーバージョン】』
"1980~90年代、ゲーム業界は「青春期」だった。そんな時代に大奮闘したゲームクリエイターた“
半額だったので半信半疑だが買った。 渡辺弥生『感情の正体──発達心理学で気持ちをマネジメントする』
"世界の最先端研究から感情の正体に迫り、効果的なマネジメントの技術を盛りだくさんに“
アンジェラ・アッカーマン、ベッカ・パグリッシ『感情類語辞典[増補改訂版]』
"シリーズ累計15万部突破! 小説、脚本、マンガ、演技、二次創作、TRPG…すべての創作者必携のバイブルが増補改訂版として再登場!"
石戸奈々子『子どもの創造力スイッチ!』
"「チルドレンズ・ミュージアム」を見てきた著者が、そのプラットフォームとなるNPO法人「CANVAS」を立ち上げてから11年、子どもたちの興味“
ロッド・ジャドキンス『「クリエイティブ」の処方箋』
"営業や経理、庶務、技術者などすべてのひとが自分なりの創造性を見つけて役立てられるものである。自分には生まれつき備わっていない、才“
ミゲル・シカール『プレイ・マターズ 〈Playful Thinking〉』
"現代ゲームスタディーズの第一人者、ミゲル・シカールによる新時代の「遊び」の哲学、待望の翻訳!新しい切り“
水野祐『法のデザイン』
"クリエイターの“自由”を守り、表現を加速させる気鋭の弁護士が、インターネット・カルチャーと法が交錯する中で見る現代の社会と文化の風景を素描する、法律を媒介とした社会設計論であり文化論"
久保田晃弘+畠中実編『メディアアート原論』
"第一人者の二人が、メディア・アートに関する論点をわかりやすく整理・解説した入門書です。メディア・アートの歴史や重要なキーワードを学ぶにはうってつけの一冊となっています"
ハンス・ウルリッヒ・オブリスト『キュレーション』
"現代アート界で最も影響力のある名士録「POWER100」の上位常連であるハンス・ウルリッヒ・オブリストが、「キュレーション」という“
クレア・ビショップ『人工地獄』
"「敵対」と「否定」に価値を見出しつつ、それらを多層的にとらえ直すビショップの鋭く豊かな思考は、「関係性の美学」以後のアートの構造を理解するうえで必ず踏まえるべきものといえるだろう"
福尾匠『眼がスクリーンになるとき』
"映画という特殊な経験のシステムから立ちあがる、イメージがそれ以上でもそれ以下でもなく見たままで現れる地平、「眼がスクリーンになるとき」とはどのよ“
石岡良治『視覚文化「超」講義』
"映画、ゲーム、アニメ、PV、アート、CG、マンガ……本書が初の著書となる石岡良治がその博覧強記ぶりを存分に発揮し、ハイカルチャー/ポップカルチャーの枠組みを超えて視覚文化を語る!"
読書リスト(2020年7月)
藤原朝子『ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか』
"周りからの偏見や差別がなかったとしても、「本人が周りからどう思われるかを怖れる“
金田信一郎『つなぐ時計 吉祥寺に生まれたメーカー Knotの軌跡』
"地方に埋もれた技術や伝統工芸の力を結集して、唯一無二の時計を作りだす。2014年に創業し、80年ぶりの日本製量産“
中野剛充『テイラーのコミュニタリアニズム』
"現代リベラリズムを批判し、新たな民主主義を構想するコミュニタリアン、アイザイア・バーリンの正統な継承者にして批判者、そして、英語圏で最も“
Kindle日替わりセール 宇野常寛『遅いインターネット』
"インターネットは世の中の「速度」を決定的に上げた。しかしその弊害がさまざまな場面で現出している。世界の分断、排外主義の台“
井上智洋『MMT 現代貨幣理論とは何か』
"いま世界の政治、ビジネス、経済論壇を席巻する現代貨幣理論(Modern Monetary Theory=MMT)について、知るべきことがす“
NHK「欲望の時代の哲学」制作班『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』
"「欲望の時代の哲学」を待望の書籍化。あのガブリエルが、誰にでも分かる言葉で「戦後史」から「日本」まで“
美馬達哉『感染症社会 アフターコロナの生政治』
"新型コロナウイルスは何度も繰り返されてきたパンデミックに過ぎないのか? 医師であり注目の医療社会学者でもある著者が、COVID-19“
吉村和真、ジャクリーヌ・ベルント『マンガ・スタディーズ (ブックガイドシリーズ基本の30冊)』
"マンガを「研究する」ということ、その困難と可能性を示す30冊"
渡部直己『日本小説批評の起源』
"日本の近・現代文学批評の系譜を東アジア的視界から問い直し、宣長から小林にいたる主流にあがなう文学の血脈をさぐる空前の力作"
カス・ミュデ、クリストバル・ロビラ・カルトワッセル『ポピュリズム:デモクラシーの友と敵』
"移民排斥運動からラディカルデモクラシーまで、現代デモクラシーの基本条件としてポピュリズムを分析した記念碑的著作"
豊崎由美『ニッポンの書評』
"いい書評とダメな書評の違いは? 書評の役割、成り立ちとは? 「メッタ斬り!」でおなじみのトヨザキ社長による、一億総書評家時代の必読書! 大澤聡氏との書評対談を収録"
中川右介『松竹と東宝~興行をビジネスにした男たち~』
"劇場の売店の子と裕福な商家に生まれた慶應義塾卒という対照的な両者は看板役者、大劇場をめぐって数十年のあいだ、しのぎを削る。それ“
加藤秀弘『クジラ博士のフィールド戦記』
"シロナガスクジラの回復にはミンククジラを間引け?! ――長年、IWC科学委員会に携わってきた著者による鯨類研究の最前線。科学者の視点でIWC脱退問題も解説"
野村浩子『女性リーダーが生まれるとき~「一皮むけた経験」に学ぶキャリア形成~』
"2019年12月、世界経済フォーラムから発表されたジェンダー・ギャップ指数で日本は調査対象の153カ“
野村晋『「自分らしく生きて死ぬ」ことがなぜ、難しいのか~行き詰まる「地域包括ケアシステム」の未来~』
"実行役の市区町村と地域を守る医師会の二人三脚を阻むものとは!?現役厚労官僚が現場で見て、聞いて、考え、実践した虎の巻"
松浦弥太郎『期待値を超える~僕が失敗しながら学んできた仕事の方法~』
"元『暮しの手帖』編集長による、勇気がわいて、少しだけ前向きになれる仕事論"
三浦展『首都圏大予測~これから伸びるのはクリエイティブ・サバーブだ!~』
"まったく忖度なしの徹底予測。団塊ジュニアの埼玉回帰や北千住の地価上昇、横浜の南北格差などから、「東京北側」“
夏目琢史『江戸の終活~遺言からみる庶民の日本史~』
"天下泰平の世に形成された「家」は肉親の死を身近にし、最期を悟った者は自の教訓を込めて遺書を記した。それは万感の心情が表れた文章で“
ブレイディみかこ『労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~』
"世界で最初に産業革命、労働運動が起きたイギリスでは労働者こそが民主主義を守ってきた。ブレグジットは、グローバル主“
山田剛志『搾取される研究者たち~産学共同研究の失敗学~』
"政府が推進する政策である「産学連携」または「産学共同研究」。一見、順調に見えるが、残念ながら様々な課題がある。企業側はとも“
藤田伸三『アニメ・シナリオライターへの道!』
"『それいけ!アンパンマン』『ポケットモンスター』『パズドラ』など、20年以上に渡り多数の人気TVアニメを手がけてきたシナリオライターの“
仲正昌樹『マックス・ウェーバーを読む』
"社会科学の根本概念に言及した書物は、宗教・経済・政治・法律など主要な分析対象を定義、論理的体系化を試みており、読み直す課題は大きい。思想・哲学を再考したい人への最適の入門書"
清水幾太郎『本はどう読むか』
"本書は、本の選び方、読み方から、メモのとり方、整理の仕方、外国書の読み方まで、著者が豊富な読書経験からあみだした、本とつきあう上で欠かすことのできない知恵や工夫の数々"
オトフリート ヘッフェ『カントの実践理性批判』
"アーレントが見出した「活動」の奇蹟と、哲学カフェ実践の軌跡。人生のさまざまな困難の当事者を含め、誰もが平等に声を発し、互いに耳を傾け“
クリストファー・プレストン『合成テクノロジーが世界をつくり変える: 生命・物質・地球の未来と人類の選択』
"生命・物質・地球をつくり変える合成テクノロジー。人類が神の領域に迫りつつあ“
ジェフ・ヴァンダミア『全滅領域 サザーン・リーチ①』
"突如として世界に出現した謎の領域〈エリアX〉。そこでは生態系が異様な変化を遂げ、拡大を続けていた。監視機構〈サザーン・リーチ〉“
読書リスト(2020年6月)
A.O.ハーシュマン『離脱・発言・忠誠 企業・組織・国家における衰退への反応』
"離脱・発言・忠誠という人間の社会的行為の三類型の剔出を通じて、小は町の零細企業から大は巨大国家にいた“
木澤佐登志『ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想』
"ランドと、彼が率いた研究グループCCRUの影響圏は、「加速主義」「思弁的実在論」など近年の思想動向から、多“
増淵敏之『伝説の「サロン」はいかにして生まれたのか コミュニティという「文化装置」』
"集住、同好の士、上京行動、ローカル・ネットワーク、セレンディピティ…。伝説となったサロンから、現代のコワーキングスペースやオンラインサロンまで"
中井亜佐子『〈わたしたち〉の到来 英語圏モダニズムにおける歴史叙述とマニフェスト』
"世界戦争と革命の20世紀を生きた3人のモダニストたちのテクストから〈わたしたち〉という集合性の危うさと可能性を読み解く"
TAGRO『DON’T TRUST OVER 30』
"異才・TAGROが主に『ファウスト』誌上に発表した短編群を収めた傑作短編集。表紙、あとがきを描きおろし定本としてついに文庫化"
蔭山宏『カール・シュミット ナチスと例外状況の政治学』
"『政治神学』から転機となったホッブズ論、第二次大戦後の『大地のノモス』まで、主要著作を読み解きつつ、七〇年に及ぶ思想の変遷を“
すいのこ『eスポーツ選手はなぜ勉強ができるのか トッププロゲーマーの「賢くなる力」』
"「プロゲーマー」は、優れた「行動力」と「問題解決能力」“
伊藤修一郎『政策実施の組織とガバナンス 広告景観規制をめぐる政策リサーチ』
"成功している自治体はどこが違うのか。なくならない法令違反。自治体を動かし規制を機能させるにはどうすべきか“
伊藤修一郎『政策リサーチ入門―仮説検証による問題解決の技法』
"社会問題・政策課題を題材に、情報の収集、因果関係の分析、対策の立案・評価、成果のプレゼンテーションと論文・レポート作成の方法を平易に解説"
フィリップ・スコフィールド『功利とデモクラシー ジェレミー・ベンサムの政治思想 』
"支配する少数者の「邪悪な利益」を いかに制御するか――ゆえにベンサムは急進的でなければならなかったのだ"
福井健策『18歳の著作権入門』
"基礎的な知識からデジタル化が揺さぶる創作と著作権の現況まで。著作権を考えることは未来を創造すること! おとなになる前に読みたい、教養としての著作権の話"
瀬川拓郎『アイヌと縄文――もうひとつの日本の歴史』
"交易、祭祀、葬制、遺跡とその遺物、言語などの多方面にわたる最新のアイヌ研究を総合し、弥生文化を選択した現代日本人にとって、ありえ“
稲垣栄洋『イネという不思議な植物』
"植物の常識に照らすと、生態が少し奇妙なイネ。だがそれゆえに、人に深くかかわりその生活や歴史までも動かしてきた。イネとは何か、なぜ人を魅了してやまないのだろう。その秘密にせまる"
松井彰彦『市場って何だろう──自立と依存の経済学』
"自立するために、多くの依存先を持とう! さまざまな依存先を提供しうる市場という頼れる存在。市場の原理をゲーム理論で読み解きながらそのあり方・可能性を考える"
山本貴光『世界が変わるプログラム入門』
"現代人の基礎教養?! 新しいプログラムを書くことは新しいコンピュータの使い方を発見すること。難解な数式不要! まずは紙と鉛筆と頭で入門しよう“
渡辺一史『なぜ人と人は支え合うのか──「障害」から考える』
"障害者について考えることは、健常者について考えることであり、同時に、自分自身について考えることでもある。2016年に相模“
岡本隆司『近代中国史』
"「幇」とよばれる中国団体をはじめ、貨弊システム・財政制度・市場秩序など、中国固有の構造がつくられたからだ。本書は経済史の視座から一六世紀以降の中国を俯瞰し、その見取り図を明快に描く"
磯野真穂『ダイエット幻想──やせること、愛されること』
"食べること、他者と生きることをあらためて見つめなおす一冊"
大澤真幸『生権力の思想──事件から読み解く現代社会の転換』
"死を迫る権力から、生かすための権力へ──これこそ近代への転換であった。そして規格化された従順な身体を規律と訓練によって創“
長谷川修一『謎解き 聖書物語』
"ノアの方舟、バベルの塔、出エジプト……旧約聖書の有名な物語の数々。それは本当に起こったことなのか? それともたんなるフィクションに過ぎないのか? 最“
三浦佑之『古事記を読みなおす』
"「出雲神話」が必要とされたのはなぜか。どうして権力にあらがい滅びた者たちに共感を寄せるのか"。この作品の成り立ちを説く「序」は真実か……このような疑“
河合信和『ヒトの進化七〇〇万年史』
"二一世紀に入り先史人類学をめぐる状況は大きく変わった。画期的な発見が相次ぎ、人類の起源が従来より七〇〇万年遡るとともに、進化の道筋も見方の変更が“
平岩時雄『99%の人が速くなる走り方』
"遅い人でも、速くなるチャンス!国際舞台で活躍するアスリートを指導する、プロのトレーニングコーチが教える走る技術。正しい走り方を知れば誰でも速くなる!"
石井淳蔵『マーケティングを学ぶ』
"供給が過剰となり、従来的な手法だけでは容易にモノが売れない時代を迎えている。企業にとっては生活者や顧客との関係をいかにデザインするかが喫緊の課題となっている。市場に向けて、どのような戦略を練るか"
君塚直隆『ヨーロッパ近代史』
"なぜ、この時代に世界を席巻することができたのか? それを可能にした力の根底には「宗教と科学(の相剋)」がある。本書はこうした視座から、近代ヨーロッパが世界史を一変させた秘密をよみとく試みだ"
倉本一宏『はじめての日本古代史』
"日本はいつどのようにして生まれたのか? 農耕がはじまり、国家が生まれ、政変が繰り返され、中世へと続く日本の原型がつくられる。その流れをトピックでおさえる一冊"
本川達雄『生きものとは何か ──世界と自分を知るための生物学』
"自分を知るには、まず生きもののことを理解しておく必要がある。生きものの形や時間にはどのような特徴があるのだろう? 何“
森生明『会社の値段』
"日本では、「会社買収」に対する違和感を持つ人が多い。しかし、株式会社というのは、そもそも「会社を売り買いする仕組み」ではなかったのだろうか?本書は、会社に値段“
渡辺尚志『百姓たちの江戸時代』
"江戸時代の人口の八割は百姓身分の人々だった。私たちの先祖である彼らは、何を思い、どのように暮らしたのだろうか? 何を食べ、何を着て、どのように働き、“
竹田いさみ『世界史をつくった海賊』
"スパイス、コーヒー、紅茶、砂糖、奴隷……これら世界史キーワードの陰には、常に暴力装置としての海賊がいた。彼らは私的な略奪にとどまらず、国家へ利益“
山鳥重『「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学』
"われわれは、どんなときに「あ、わかった」「わけがわからない」「腑に落ちた!」などと感じるのだろうか。また「わかった」途端に“
孫崎享『日本の国境問題──尖閣・竹島・北方領土』
"領土は魔物である。目を覚ますと、ナショナリズムが燃え上がる。経済的不利益に、自国の歴史を冒涜されたという思いも重なり、一触即発の事“
四方田犬彦『「かわいい」論』
"なぜ、日本の「かわいい」は、これほどまでに眩しげな光を放つのか? 「かわいい」を21世紀の美学として位置づけ、その構造を通時的かつ共時的に分析する"
上野千鶴子『情報生産者になる』
"オリジナルな問いを立て、過去の研究に学び、一次データを収集し、それに分析を加え、アウトプットするまでの一連の過程を、具体例を交えながら解説“
小倉紀蔵『朝鮮思想全史』
"朝鮮思想史を概観すると、思想の純粋性をめぐる激烈な闘争が繰り返し展開されてきたことがわかる。思想闘争は政治闘争と直結し、その様相は朝鮮時代の儒教や、解放後の韓国と北朝鮮のイデオロギーに典型的に見られる"
加藤典洋『戦後入門』
"「対米従属」や「ねじれ」の問題は、どこに起源があり、どうすれば解消できるのか――。世界大戦の意味を喝破し、原子爆弾と無条件降伏の関係を明らかにすることで、敗戦国日本がかかえた矛盾の本質が浮き彫りに"
高野文子『本屋になりたい』
"「本屋になりたい」という気持ちのままに東京の巨大新刊書店から沖縄の小さな古本屋へ。この島の本を買取り、並べて、売る日々の中で本と人のあいだに立って、考えたこととは"
戸田山和久『哲学入門』
"「ことばの意味とは何か」「私たちは自由意志をもつのか」「道徳は可能か」、そして「人生に意味はあるのか」…すべての哲学問題は、根底から問い直される必要がある!“
沼上幹『組織戦略の考え方――企業経営の健全性のために』
"本書は、常識的な論理をひとつずつ積み上げて、組織設計をめぐる誤解を解き明かす。決断できるトップの不在・「キツネ」の跋扈“
今井むつみ『ことばの発達の謎を解く』
"単語も文法も知らない赤ちゃんが、なぜ母語を使いこなせるようになるのか。ことばの意味とは何か、思考の道具としてどのように身につけていくのか“
児玉聡『功利主義入門──はじめての倫理学』
"「功利主義」という理論についてよく考えることで、倫理学を学ぶことの意義と、その使い方を示す。「ルールはどこまで尊重すべきか」や「公共性“
重田園江『ミシェル・フーコー――近代を裏から読む』
"正常と異常の区分を生み出す「知」の体系と結びつき、巧妙に作用する「権力」。そうした秩序が社会の隅々にまで浸透する近現代の先に何を見定めたのか。革命的入門書"
竹内洋『社会学の名著30』
"意外に手ごわい社会学も、良質な入門書に導かれれば、見慣れたものの意味が変容し、知的興奮を覚えるようになる。著者自身が面白く読んだ書30冊を通して、一員で“
細川亮一『ハイデガー入門』
"成功と絶望的な無理解の断層に屹立する哲学書『存在と時間』。そこに隠された真の狙いとは何なのか? 本書は難解で知られるハイデガーの思考の核心を読み解き、プ“
野中モモ『デヴィッド・ボウイ──変幻するカルト・スター』
"一九四七年に生まれ、ロックン・ロールの勃興からデジタル音楽配信の時代までを生き抜き、最後まで創造をやめなかった。きらびやかなグラム・ロックの英雄ジギー・スターダストの衝撃"
『SFマガジン 2020年 08 月号』
"「Re: Re: Enchantment」青山新・「かたる、つくる デザインとSFの交差する場所で」佐々木未来也“
エリザベス・グロス『カオス・領土・芸術: ドゥルーズと大地のフレーミング』
"ドゥルーズ=ガタリの非人間主義的哲学やイリガライの性的差異の思考、ダーウィンの性淘汰理論と共振しつつ、動物的なものとしての芸術の起源を探究する"
渡辺靖『白人ナショナリズム アメリカを揺るがす「文化的反動」』
"軍備拡張や対外関与、グローバル資本主義を否定する。社会の分断が深まるなか、自由主義の盟主アメリカはどこへ行くのか。草の根のリアルな動向を現地から報告"
平林克己、宮西建礼、岡田裕子『京大吉田寮』
"現存する日本最古の学生寮、京都大学吉田寮寄宿舎。その“今”を記録する、写真によるドキュメント"
吉見俊哉『五輪と戦後: 上演としての東京オリンピック』
"この国にとって五輪とはいったい何なのか? 戦後日本の呪縛を解く、オリンピック論の決定版! 帝国の軍都からオリンピックシティへ“
齋藤隼飛『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』
"テクノロジーと社会思想の間に架け橋をつくり、来たる時代における社会のあり方を提示する"
読書リスト(2020年5月)
庄司克宏『国境の思想: ビッグデータ時代の主権・セキュリティ・市民』
"9.11後、セキュリティの技術とビッグデータの進展は、国境の意味づけ、そしてあり方そのものを大きく変えた"
スラヴォイ・ジジェク『パンデミック』
"世界はどうなってしまうのか――トイレットペーパーがダイヤモンドほどの価値をもち、愛する人と距離を置くことが最大の愛情表現となる時代"
的場昭弘『未来のプルードン——資本主義もマルクス主義も超えて』
"社会と市民に不平等を招く「垂直的権力構造」の解体を掲げたプルードン主義を再評価する。ポスト資本主義への処方箋"
石戸諭『ルポ 百田尚樹現象: 愛国ポピュリズムの現在地』
"百田尚樹は“ヒーロー”か“ぺてん師”か――5時間半にわたる独占インタビューで本人が初めて語った「百田尚樹現象」の本質とは?"
海老田大五朗『デザインから考える障害者福祉―ミシンと砂時計―』
"「すでにデザインされた世界と、いまだデザインされていない世界がある」障害者とその家族・地域とのかかわり、作業空間と時間、道具、組織"
マーヴィン・ミンスキー『創造する心 ―これからの教育に必要なこと』
"子供の教育について語った6つのエッセイを収録したものです。子供の創造力を育むのに必要なことや環境について、博士独自の洞察と知恵が込められています"
オーウェン・デイヴィス『スーパーナチュラル・ウォー 第一次世界大戦と驚異のオカルト・魔術・民間信仰』
"空前の大量死と社会変動に対峙するなかで、オカルトパワーの約束に魅入られた人々"
アルジュン・アパドゥライ『不確実性の人類学:デリバティブ金融時代の言語の失敗』
"市場の「装置」と「エートス=不確実性の想像力」のずれに着目し、グローバル金融とデリバティブの論理に抗する「進歩的分人主義」の可能性を探究"
ダニエル・C・デネット『思考の技法 -直観ポンプと77の思考術-』
"数多の哲学者や思想家が編み出してきた有益な道具と有害な道具を仕分けながら、意識の迷宮を解き明かし、もっともすぐれた思考ツール「直観ポンプ」へ"
リン・ハント『フランス革命の政治文化』
"フランス革命固有の成果は、レトリックやシンボルによる政治言語と文化の創造であった。政治文化とそれを生み出した人々の社会的出自を考察する"
いまこそ読みたい性ある エドワード・リード『経験のための戦い―情報の生態学から社会哲学へ』
"あなたはかつて<経験>を<経験>したことがあるか?今ほど<経験>が軽視されている時代"
今井むつみ『親子で育てる ことば力と思考力』
"たくさん単語を暗記してもことば力は育たない。ことばの意味を自分で考えて覚えれば、ことば力、思考力、学力もアップ。その仕組みと方法をわかりやすく伝える"
クレア・ビショップ『ラディカル・ミュゼオロジー』
"アートと政治、複数の過去/現在/未来がぶつかりあう場としての現代美術館――投機的な思惑によって動く美術市場や非政治的な相対主義"
坂井直樹『好奇心とイノベーション 常識を飛び越える人の考え方』
"松岡正剛(編集工学者)/猪子寿之(チームラボ代表)/陳暁夏代(DIGDOG 代表)/成瀬勇輝(連続起業家/ TABI"
読書リスト(2020年4月)
伊藤崇『大人につきあう子どもたち 子育てへの文化歴史的アプローチ』
"実際,子育て活動の遂行とは,有能な子どもと大人による見事な協働作業なのである"
森政稔『戦後「社会科学」の思想: 丸山眞男から新保守主義まで』
"戦後史の死角を衝く。「近代化」「大衆と市民」「ニューレフト」「新保守主義」をキーワードに解明する現代社会の特質"
デヴィッド・グレーバー『民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義』
"「アナキズム的な歴史のヴィジョン、歴史の政治哲学に捧げられた、ピエール・クラストルの著作以来最も重要な成果であり、グレーバー最良の仕事」"
アルジュン・アパドゥライ『不確実性の人類学 デリバティブ金融時代の言語の失敗』
"市場の「装置」と「エートス=不確実性の想像力」のずれに着目することで、グローバル金融とデリバティブの論理に抗する「進歩的分人主義」の可能性を探求"
中空萌『知的所有権の人類学ー現代インドの生物資源をめぐる科学と在来知』
西田美緒子『女性ホルモンは賢い: 感情・行動・愛・選択を導く「隠れた知性」』
"カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の心理学教授。女性ホルモンと感情・行動・社会的つながり“
デイヴィッド・R・ビガン『人類の祖先はヨーロッパで進化した』
"ヨーロッパからアフリカへ逆戻りして、人類が誕生した!人類の特徴は、いつ、どのように進化したのか?人類誕生以前の、3000万年にわたる知られざる類人猿の進化を明かす!"
三原芳秋、渡邊英理、鵜戸聡編『クリティカル・ワード 文学理論 読み方を学び文学と出会いなおす』
"フェミニズム、環境批評、ポストヒューマン、精神分析、ポストコロニアリズム……多彩なトピックから文学の可能性に飛び込もう!"
読書リスト(2020年3月)
李龍徳『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』
"世界は敵だ。希望を持つな。殺される前に、この歴史を止めろ。日本初、女性“嫌韓“総理大臣誕生ーー新大久大久保戦争、「要塞都市」化した鶴橋、在“
ジョン・T・カシオポ『孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか』
"その孤独感には理由がある!脳と心のしくみ、遺伝と環境、進化のプロセス、病との関係、社会・経済的背景……「つながり」を求め“
ナワラット・ポンパイブーン『水の流れをやさしくすぎて: スワンモークでの記録』
"2020年度国家高齢者認定。タイを代表する詩人、ナワラット・ポンパイブーンのエッセイ、初の日本語訳"
鈴木宏昭『類似と思考』
"類似を用いた思考、類推。それは認知活動のすべてを支える。類推を可能にする構造とはどのようなものか。心の働きの面白さへと誘う認知科学の成果"
鈴木宏昭『教養としての認知科学』
"作りだされる記憶、思考のクセ…もろく、はかないがゆえに、周囲の情報を取り入れ、リソースに働きかけ、みごとに環境に応答する認知科学が描き出す、知られざる“知性”の姿"
チャールズ・ブコウスキー『パルプ』
"死神、浮気妻、宇宙人等が入り乱れ、物語は佳境に突入する。伝説的カルト作家の遺作にして怪作探偵小説が復刊"
pha『人生にゆとりを生み出す 知の整理術』
"2種類のアウトプットで内容を定着させる。暗記は「牛の消化」みたいに覚える。スケジュール設定は3つに区切るとダレにくい"
橋本治『ぼくたちの近代史』
"全共闘、高校生ベ平連、新人類、ニューアカ、フェミニズム…。昭和の鬼っ子世代が遭遇した時代の諸問題を片っぱしからとりあげ、「昭和という近代」の終焉を告示する。“原っぱ”という世代の原風景を思考の中核"
冨田恭彦『詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ』
"ギリス・ロマン主義から始まり、「想像力」をすべての思考の根本と捉えるエマソン~ニーチェ~ハイデッガー~ローティへの思想の流れ"
高見順『昭和文学盛衰史』
"大正文学の終焉から「文学界」創刊を経て太平洋戦争の終結に至るまで、激動の時代を生き抜いた文学者たちのありようを、自らの見聞に基づき、豊富な資料を駆使してヴィヴィッドに描いた文壇回顧録"
小川哲『ゲームの王国 下』
"政治家となったソリヤは、理想とする“ゲームの王国”を実現すべく最高権力を目指す。一方のムイタックは渇望を遂げるため、脳波を用いたゲーム“チャンドゥク”の“
小川哲『ゲームの王国 上』
"後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子、ソリヤ。貧村ロベーブレソンに生まれた、天賦の「識」を持つ神童のムイタック。運命と偶然に導かれたふ“
新井素子『今はもういないあたしへ…』
"瀕死の重傷を負った少女は、半年の昏睡から目覚めた。身体に傷は残っていないにもかかわらず、事故の後遺症か、彼女は外界に対する現実感を喪失したまま“
飛浩隆『象られた力』
"惑星〈百合洋〉。イコノグラファーのクドウ圓は、その言語体系に秘められた"見えない図形"の解明を依頼されるが……"かたち"と"ちから"の相克がもたらす災厄を描い“
高見順『文壇日記』
"昭和35年2月1日、高見順はほぼ10年ぶりに日記の筆をとった。安保条約問題にはじまる激動の世相を背景に、昭和史を題材とした大作『いやな感じ』『激流』執筆のかたわ“
塩川伸明『社会主義とは何だったか』
"社会主義が終わって、虚脱感のとれない人、立ち直りの早い人、未練の残っている人、すべてに贈る、思索のための苦い良薬。社会主義、その改革の挫折から崩“
小林弘人『After GAFA 分散化する世界の未来地図』
"「ブロックチェーン」は始まりにすぎない。マネー、仕事、組織、生き方…「ビッグ・アンバンドル(大いなる解体)」が必ず訪れる“
ジューン・スプリッグ『シェーカー―生活と仕事のデザイン』
"簡潔さの思想が生みだす美。シェーカー・デザインの精華を見る"
清水淳子『Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』
"会議やミーティング、あるいはカンファレンスやワークショップなど、さまざまな立場の“
加藤典洋『世界をわからないものに育てること――文学・思想論集』
"理に落ちてしまうまえに、その生まれた驚きに立ち止まり、世界をわからないものに育てる、そういう時間をつくりあげることが“
長谷川愛『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業』
"一人ひとりの「夢想」が未来を救う―RCAで学んだ長谷川愛による、MITメディアラボ&東大生への講義。巻“
杉田 浩一『「こつ」の科学―調理の疑問に答える』
"塩魚の塩出しはなぜ食塩水でするのでしょう?電子レンジ加熱のサツマイモが甘くないのは?調理の「なぜ?」の「こつ」を、全287項目掲載"
内田樹、えらいてんちょう(矢内東紀)、中田孝『しょぼい生活革命』
"新しくも懐かしい生活実践の提案。しょぼい起業でまっとうな資本主義を再生/もののはずみで家族になる/国家が掲げる大義名分より仲間が大事"
野中モモ『野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る』
"ZINEは楽しい。楽しいと感じたら、すぐに作れる。「読む人」はいつだって「作る人」"
リービ英雄『バイリンガル・エキサイトメント』
"多言語的高揚感がいざなう新しい日本文学論!東アジアと越境のことばを巡る閻連科、多和田葉子、温又柔との豪華な対談を収録"
村上春樹『辺境・近境』
"モンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町…。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃!旅の最後は震災に見舞われた故郷“
戸田山和久『教養の書』
"万人の自由のために、魂の自由のために―君が大人になるための勇気と装置をもて!学び生きるうえで大切なすべてを伝える入門講義"
喬良、王湘穂『超限戦 21世紀の「新しい戦争」』
"戦争の方式は既に大きく変わっている―。中国現役軍人(当時)による全く新しい戦争論。中国だけでなく、米国、日本で話題を呼びつつも、古“
読書リスト(2020年2月)
玉村豊男『料理の四面体』
"英国式ローストビーフとアジの干物の共通点は?刺身もタコ酢もサラダである?アルジェリア式羊肉シチューからフランス料理を経て、豚肉のショウガ焼きに通ずる"
『現代思想 2020年3月臨時増刊号 総特集◎磯崎 新』
"世界的建築家、磯崎新の思考と感性の秘密に迫る。 磯崎氏の仕事はジャンルを超える。建築・都市のデザインのみならず、文化"
『現代思想 2020年3月臨時増刊号 総特集◎フェミニズムの現在』
"多様な〈声〉を響かせるために #MeTooやフラワーデモなどの社会運動、あるいは文芸やテレビドラマ"
フレデリック・ルノワール『スピノザ よく生きるための哲学』
"ゲーテ、ニーチェ、アインシュタイン―なぜ思想の巨人たちは、スピノザ哲学に圧倒的に勇気づけられたのか。人間の、『エチカ』への道がここにある"
マルクス・ガブリエル『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』
"今世界に起こりつつある「5つの危機」を取り上げ、「新しい実在論は世界をどう見ているのか」"
入江哲朗『火星の旅人 ―パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史―』
"ラフカディオ・ハーンにも読まれたジャパノロジストの足跡と、ラヴクラフトのクトゥルー神話に接続する“観測”という想像力を追う"
ジャック・ドンズロ『社会的なものの発明 政治的熱情の凋落をめぐる試論』
"統治テクノロジーの相関物として発明された社会的なもの。その統治効果/破綻を分析した、方法としての唯名論。政治"
徳田剛『よそ者/ストレンジャーの社会学』
"「よそ者/ストレンジャー」に関する、ジンメルのテキストを基点に、このテーマがどう論じられ展開していったのかを跡付け(第I部)"
玉野和志編『都市社会学を学ぶ人のために』
"資本主義がグローバルに展開するなか、世界の都市はどう変化し、どのような課題を抱えているのか。具体的な歴史に沿って明らかにする。都市社会学"
長谷川公一『社会運動の現在 -- 市民社会の声』
"社会を変えるには?社会運動は何を達成し、残された課題は何か?日本社会のこれまでとこれからを内外のさまざまな社会運動を通して読み解く"
鈴木彩加『女性たちの保守運動: 右傾化する日本社会のジェンダー』
"「家族」「性差」を強調する保守に、その社会的抑圧を経験した女性が、なぜ合流するのか。本書はその実態に、戦後の保守"
小川さやか『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』
"一攫千金を夢見て香港に集まるタンザニア人。彼らの日常は、まさか!の連続。既存の制度に期待しない人々"
マッシモ・メニキネッリ『ファブラボのすべて イノベーションが生まれる場所』
"デジタル工作機械を用いて地域でのものづくりを促進させてきた工房、Fab Lab(ファブラボ)。その誕生"
加藤夢三『合理的なものの詩学—近現代日本文学と理論物理学の邂逅』
"横光利一、稲垣足穂から東浩紀、円城塔まで相対性理論や量子力学などの現代物理学が文学者たちの想像力に及ぼした影響"
デイヴィッド・スローン・ウィルソン『社会はどう進化するのか――進化生物学が拓く新しい世界観』
"競争? 淘汰? いや違う。――ダーウィンの知恵は、私たちを共生へと導く。がん細胞、免疫"
古川不可知『「シェルパ」と道の人類学』
"自己の身体は他者の身体やモノや概念からなる環境中の諸要素とそのつど一回的な関係を取り結び、道のアレンジメントの一部となる。世界を歩むとき、自己は道であり、道は自己である"
エリック・A・ポズナー『ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀』
"富裕層による富の独占、膠着した民主主義、巨大企業によるデータ搾取。21世紀初頭の難題を解決するまったく新しいビジョン!"
原武史『地形の思想史』
"なぜ「峠」で天皇制と革命思想は対峙したのか?なぜ、皇室の負の歴史は「島」に閉ざされたのか?なぜ、記紀神話は「湾」でいまも信仰を得るのか?なぜ、「半島」で戦前と戦後は地続きとなるのか?"
岡村圭子『団地へのまなざし―ローカル・ネットワークの構築に向けて』
"戦後、高度経済成長の歩みとともにあった「団地」は、時代の象徴的存在のひとつであった。団地は私たちの社会の歩み"
牧野邦昭『新版 戦時下の経済学者 経済学と総力戦』
"総力戦下の経済学者たちの言説がどんな役割を果たしたか、戦後にどう影響したかを追う。英米独日の経済抗戦力を経済学者"
徳田剛、杉本学、川本格子、早川洋行、浜日出夫『ジンメルの論点』
"没後100年、色あせることのない「アイデアの宝庫」哲学者・社会学者ジンメル。彼の遺した宝を探り当てるための「宝の地図」"
柴田邦臣『〈情弱〉の社会学』
"仕事からヘルスケアまで、生活のあらゆる局面にディバイスが浸透し、常時接続(つながりっぱなし)に疲弊する人びと。一方で、障害者のままならない身体機能"
澤田直『サルトルのプリズム: 二十世紀フランス文学・思想論』
"同時代人との友情・競合関係を通じていかにその特異な思想と文体を創造しえたのか。サルトル研究の第一人者が、伝記や自伝、イメージ論や文体論、同性愛などのテーマに着目"
松村圭一郎『これからの大学』
"文化人類学者が贈る「学問」のすすめ。大学のまだ見ぬ可能性とは。贈与としての“教える・学ぶ”行為とは。すべての「学ぶ」人に向けた、異色の教育論"
辻山良雄『本屋、はじめました 増補版』
"物件探し、店舗デザイン、カフェのメニュー、イベント、ウェブ、そして「棚づくり」の実際。事業計画書から、開店後の結果まですべて掲載。個人経営の書店が存続していくための工夫とは"
広田照幸『大学論を組み替える―新たな議論のために―』
"なしくずしの政策追随に陥る大学。なぜこんなことになっているのか。価値や理念や規範をめぐる議論を避けることなく、教育の質、評価"
ブルース・ククリック『アメリカ哲学史: 一七二〇年から二〇〇〇年まで』
"大陸哲学に影響を受けた思弁的思想(1720-1868)、プラグマティズムの誕生と隆盛(1865-1930)"
フランシス・フクヤマ『IDENTITY 尊厳の欲求と憤りの政治』
"経済格差の拡大と社会構造の急激な変化が、ポピュリズムの台頭と社会の分断をまねいている。これらは社会から疎外された人々による平等な「尊厳の要求」に起因する"
山本圭『アンタゴニズムス: ポピュリズム〈以後〉の民主主義』
"いま私たちが目撃しているのは、むしろ複数の敵対性、すなわち社会のいたるところで、いたるところから、これまで自明視されて"
大森望、伴名練編『2010年代SF傑作選2』
"宮内悠介、高山羽根子、小川哲をはじめ、酉島伝法、柴田勝家、倉田タカシなど両賞から輩出された数多くの才能、電子書籍やウェブ小説出身"
大森望、伴名練編『2010年代SF傑作選1』
"神林長平を筆頭に、飛浩隆、田中啓文、北野勇作のベテラン勢、少女小説/ライトノベル出身の津原泰水、小川一水、長谷敏司、ゼロ年代デビュー"
山形浩生『断言 読むべき本・ダメな本―新教養主義書評集成・経済社会編』
"ベストセラーであろうとダメな本は徹底的に批判する――辛口書評家が30年ちかくにわたり書き綴った膨大な書評"
橋本健二『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』
"敗戦、ヤミ市、復興、高度成長、「一億総中流」、バブル景気、日本経済の再編成、アンダークラスの出現……「格差」から見えてくる戦後日本のすがた"
副田賢二『〈獄中〉の文学史 夢想する近代日本文学』
"社会と文学のなかで特権的な意味を持ち続けてきたのはなぜか。過剰な言葉あふれる“獄中”―。そのダイナミックな営みの歴史的記憶を、明治期からたどる"
戸田山和久『教養の書』
"世の中をよくするという仕事は、教養に憧れ教養を目指す人々にしかできない。キミたちの健闘を祈る"
飯田豊『メディア論の地層: 1970大阪万博から2020東京五輪まで』
"大学における人文知の伝統のみならず、情報環境のグローバルな変容に鋭敏な芸術家や建築家の創造知、CATV"
安宅和人『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』
"産・官・学の全領域を横断しファクトベースで切り込む、著者渾身の書き下ろし!意志なき悲観論でも、現実を直視"
山内昌之『日本近現代史講義-成功と失敗の歴史に学ぶ』
"明治維新から一五〇年余り。日本近現代史の研究は日々蓄積され、塗り替えられている。日本国内の閉じた歴史にとどまるのではなく、世界"
鬼頭宏『人口から読む日本の歴史』
"増加と停滞を繰り返す、4つの大きな波を示しつつ、1万年にわたり増え続けた日本の人口。そのダイナミズムを歴史人口学によって分析し、また人々の暮らしの変容と人生をいきいきと描き出す"
安藤礼二『迷宮と宇宙』
"文芸批評の集大成。現世と幽冥を行き来する者たちの壮大な文学史。文学とは、「胎児の夢」として紡がれた「迷宮と宇宙」である"
中川成美、村田裕和編『革命芸術プロレタリア文化運動』
"ガリ版刷りのビラ、チラシ、チケットなど運動の最前線で使われた多様な資料を駆使しながら、文学・運動理論・演劇・美術・宗教"
伊藤誠、大藪龍介、田畑稔編『21世紀のマルクス―マルクス研究の到達点』
"21世紀の今日、厳しい歴史的試練を受けとめつつ、マルクスの思想と理論の発展的継承を志向し、原点に立ち返って"
稲垣足穂『一千一秒物語』
"少年愛・数学・星・飛行機・妖怪・A感覚……近代文学の陰湿な風土と素材を拒絶して、時代を先取りした文学空間を構築した短編集"
フォンダ・リー『翡翠城市』
"我が名誉と、我が命と、我が翡翠にかけて。翡翠の力を飼い慣らし、抗争に明け暮れる男たちの血塗られた戦いに勝ち残るのは、誰か―異形の城市を舞台に展開するSFアジアン・ノワール!世界幻想文学大賞受賞"
卯城竜太(Chim↑Pom)、松田修『公の時代 』
"復興、オリンピック、芸術祭、都市再開発、表現の自由―“ブラックボックス化”した大正の前衛アートを手がかりに、開かれた社会と「個」"
レベッカ・ソルニット『それを,真の名で呼ぶならば: 危機の時代と言葉の力』
"選挙の不正とトランプ政権の横暴,女性蔑視,民族・人種差別,ジェントリフィケーション,警察や刑務所の圧制,貧困,そして,気候変動と災害"
安田浩一『団地と移民 課題最先端「空間」の闘い』
"排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄"
レベッカ・ソルニット『迷うことについて』
"ソクラテス、ダ・ヴィンチ、ウルフ、ベンヤミン、ヒッチコックらと“未知の土地”を旅する思索の書"
日経コンピュータ、山端宏実、岡部一詩、中田敦、大和田尚孝、谷島宣之『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」』
"「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクト"
青井硝子『異自然世界の非常食1』
"食材を求め外に出て初めて見た生物は、羽のはえた妖精だった。「非常食」として彼女を手元に置くことにした男は、元の世界と唯一つながるインターネット"
長谷川愛『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業』
"実世界を認識し批評的に見つめる洞察力、オルタナティブや可能性を思索する想像力、サイエンス"
Neonode「TEKWIND AIRBAR133 AirBar 13.3インチ ノートPC用」
"お手持ちのタッチパネル非対応のWindows PCなどのディスプレイを 瞬時にタッチ操作可能にする画期的なデバイスです!"
『ディエンビエンフー』(全6巻)
"未完のまま最終巻が発売され物議を醸した話題作が、新カバーイラスト&新作マンガをひっさげて奇跡の復活!ベトナム戦争を舞台に生と死と恋を描くバトルアクション超大作"
メアリアン・ウルフ『プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか? 』
"古代の文字を読む脳から、ネットの文字を読む脳まで、ディスレクシア(読み書き障害)から、読書の達人まで、脳"
仲正昌樹『マルクス入門講義』
"現在「読んだ方がいい」と考える哲学上の重要なテクストを選び、マルクスをまったく読んだことがない初学者や、再びマルクスを勉強したい人向けに、丁寧に熟読"
岡奈津子『〈賄賂〉のある暮らし 市場経済化後のカザフスタン』
"市場経済下、警察、教育、医療、ビジネス活動など、あらゆる側面に浸透している「賄賂」を切り口に現在のカザフスタンをみていく"
石川義正『政治的動物』
"平等を巡る現代の様々な軋轢を、「人間」と「動物」の闘争として描き出し、政治思想をポスト・ヒューマン時代へと刷新する衝撃作"
飯盛元章『連続と断絶 ホワイトヘッドの哲学』
"光も届かぬ存在の彼方、想像力の彼方、宇宙の彼方へと哲学を導く、闇の形而上学の誕生"
土佐 弘之『ポスト・ヒューマニズムの政治』
"急激な気候変動を背景とする人新世の政治では、もはや人間中心主義は限界を迎えている。地球温暖化、ポピュリズムの台頭、資本主義による格差拡大"
読書リスト(2020年1月)
ランドール・マンロー『ホワット・イフ?――野球のボールを光速で投げたらどうなるか』
"人類総がかりでレーザーポインタで照らしたら月の色は変わるか? お茶をかき回して沸騰させられる?“
ランドール・マンロー『ハウ・トゥー バカバカしくて役に立たない暮らしの科学』
"「試してはいけない」日常の科学とお馴染み棒人間マンガ満載。ベストセラー『ホワット・イフ?』を上回るマンローギャグ炸裂"
『近代日本の批評〈明治・大正篇〉』
"言文一致、キリスト教、自然主義等の問題群を経て、普遍的観念論へと至る明治・大正期の批評的系譜を洗い出しながら、国民国家の成立から帝国主義の時代へ“
『近代日本の批評〈昭和篇 上〉』
"他者性=外部性の発見と喪失に、昭和という時代の「転向」を読み解きながら、文学史=思想史のラディカルな転換を企図する。徹底的共同討議と柄谷論文「近代日本の批評・昭和前期」150枚を収録"
『近代日本の批評〈昭和篇 下〉』
"戦後の復興期から高度成長期を経て、消費社会での記号の戯れとその飽和状態へと至る文学・思想の流れを根底から批判し、〈リアルなもの〉の露呈へと向かう“
柄谷行人『シンポジウム〈1〉』
"社会主義圏の崩壊と湾岸戦争以後の、世界的に流動化する状況を精緻に分析しながら、世界の第一線で活躍する哲学者・文化人類学者・建築家たちが、反復すべき「批判」の原理について熱く語り合う"
柄谷行人『シンポジウム〈2〉』
"90年代には一体何が回帰したのか。中上健次、戦前の思考、差別と文学、日本文化とジェンダーなどさまざまな議題をめぐり語られたシンポジウムをまとめたもの“
柄谷行人『シンポジウム〈3〉』
"原理主義の台頭、ボスニア紛争、95年の日本、そして責任主体。ポスト冷戦下の「戦後」を徘徊した破壊衝動と責任主体の矛盾に満ちた結節点に迫る。1992年“
桐野夏生『夜の谷を行く』
"2011年、元連合赤軍最高幹部・永田洋子の死の知らせと共に、忘れてしまいたい過去が啓子に迫ってくる。元の仲間、昔の夫から連絡があり、姪に過去を告げねばならず"
丸谷才一『文学のレッスン』
"長篇小説はなぜイギリスで、短篇小説はなぜアメリカで発展したのか?―小説からエッセイ、詩、批評、伝記、歴史、戯曲まで、目からウロコの話が満載。決定版文学講義"
浅田彰、島田雅彦『天使が通る』
"ダンテ、ニーチェ、フーコー、三島由紀夫、ヴェンダースという5人の作家、思想家、映画監督について自由に大胆にそれでいて繊細な新感覚で語った対話集"
丸谷 才一、山崎正和『日本史を読む』
"本を出発点にして世界を視野に入れた自由な発想、歴史と文学が融合した知の世界を展開する。古代から近代に至る時代の流れを見わたし、日本史の面白さを満喫させる歴史対談"
丸谷 才一、三浦雅士、鹿島茂『文学全集を立ちあげる』
"「いま読んで面白い作品を」。新しい文学観で、従来とは全く違う刺激的文学全集(世界・日本篇)を編みなおす壮大な試み。議論沸騰必至"
濱野ちひろ『聖なるズー』
"犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察"
中村光夫『日本の近代小説』
"成島柳北や仮名垣魯文の開化期から、森鴎外や夏目漱石を経て芥川竜之介の死にいたるまで、明治・大正期の作家とその代表的作品のすべてを網羅した近代小説入門。円熟した批評家の深い洞察と鋭い批評"
河上徹太郎『日本のアウトサイダー』
"中原中也、萩原朔太郎、三好達治、梶井基次郎、堀辰雄、岩野泡鳴、河上肇、岡倉天心、大杉栄、内村鑑三……。明治以後の、真の意味で個性的に生きた文学者“
宇野常寛『遅いインターネット』
"インターネットは世の中の「速度」を決定的に上げた。しかしその弊害がさまざまな場面で現出している。世界の分断、排外主義の台頭、そしてポピュリズムによる“
島泰三 の はだかの起原 不適者は生きのびる (講談社学術文庫) を Amazon でチェック!
"ヒト科のただ一種だけの例外的な形質、生存の保温保水に圧倒的に不利な裸化は、なぜ、い“
ベル・フックス『ベル・フックスの「フェミニズム理論」―周辺から中心へ』
"フェミニズムとは一体、何なのか?フェミニズムは女性だけのものなのか?ベル・フックスのフェミニズム理論が古びな“
レイチェル・ギーザ『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』
"男子限定の性教育授業や少年スポーツリーグへの取材。トランスジェンダーの子どもをもつ親たちとの対話。ビデオゲームをしながら息子と語る男らしさ"
ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン『グリッドシステム グラフィックデザインのために』
"グリッドシステムの方法とその思想を紐解いた同書。グリッドシステムによる組版設計を実践、探求してきた白井敬尚氏の監修・日本語版デザイン"
小出亜佐子『ミニコミ「英国音楽」とあのころの話 1986-1991 UKインディーやらアノラックやらネオアコやら......の青春』
"草の根ファン・クラブ、お茶会、ビデオ上映会“
濱野ちひろ『聖なるズー』
"犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ね“
『現代思想 2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020』
"現代思想のさらなる展開へ 震災、経済危機、ナショナリズムの台頭、環境問題など激動の2010年代"
読書リスト(2019年12月)
丸幸弘、尾原和啓『ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」』
"東南アジアをはじめとする新興国は、成長の過程で生まれる多くの課題を抱えています。そして、その課題から目を背けることなく、対峙する起業家たち"
重要そうな本が……! 鈴木謙介『誰もが時間を買っている―「お金」と「価値」と「満足」の社会経済学』
"「どうやって消費者に時間を使ってもらうか」企業が殺到する最新の成功戦略を明かします"
マット・マルパス『クリティカル・デザインとはなにか? 問いと物語を構築するためのデザイン理論入門』
"イタリアのラディカル・デザインからダン&レイビーによるスペキュラティヴ・デザインまで―批評的なデザインの歴史、理論、実践を紹介"
チョン・ミョングァン『鯨』
"誰が知るだろう、この物語のすべてが一編の復讐劇でもあるということを―。一代にして財を成し、あまたの男の運命をくるわせた母クムボク。並外れた怪力の持ち主に“
李承雨『植物たちの私生活』
"「すべての木は挫折した愛の化身だ……。」世界で話題の韓国作家、『生の裏面(りめん)』に続く邦訳第二弾!フランスで絶賛された傑作"
佐々木美智子、岩本茂之『増補版 新宿、わたしの解放区』
"根室出身女性の数奇な人生を、北海道新聞記者が6年の歳月をかけて聞き書きした、戦後の「盛り場社会史」「映画裏面史」「学生運動史」「庶民史」としても貴重な圧巻の一代記"
オギュスタン・ベルク、川勝平太『ベルク「風土学」とは何か 〔近代「知性」の超克〕』
"和辻哲郎『風土』を継承し、地理学者ベルクが提唱した、環境と人間の不可分の関係に根差す存在論=「風土学」とは何か"
チャールズ・A・ビーアド『大陸主義アメリカの外交理念』
"19~20世紀前半のアメリカの対外政策を決定づけた、「帝国主義」、“民主主義"を標榜した「国際主義」の失敗を直視し、米建国以来の不介入主義=「大陸主義」の決定的重要性"
畑仲哲雄『ジャーナリズムの道徳的ジレンマ』
"取材先でセクハラに遭ったら?被害者が匿名報道を望んだら?取材で“ギャラ”を求められたら?被災地に記者が殺倒してきたら?原発事故で記者は逃“
シェリル・ミサック『プラグマティズムの歩き方 下: 21世紀のためのアメリカ哲学案内』
"ニュー・プラグマティズムの旗手による、概説書決定版。さまざまな思想が入り乱れる豊穣な世界“
シェリル・ミサック『プラグマティズムの歩き方 上: 21世紀のためのアメリカ哲学案内』
"ありうべき規範を明示化し、真に知的な社会共同体を構想する思想こそ、本書が導き出す21世紀のプラグマティズムである!"
電通美術回路『アート・イン・ビジネス ビジネスに効くアートの力』
"寺田倉庫(アートでブランディングする) ・ヤマハ(アートでイノベーションを起こす) ・マネックス(アートで組織を活“
尾高修也『「内向の世代」とともに 回想半世紀』
"IT社会の到来と激化するグローバリゼーション。急激な社会変動の中で加速される活字文化の衰退と反教養主義の蔓延。無識と混沌の支配する現“
デヴィッド・シルバースタイン『発想を事業化するイノベーション・ツールキット ―― 機会の特定から実現性の証明まで』
"新しいビジネスを生み出すイノベーターの必携書。エキスパートたちの技法を統合したプロセス&テクニック集"
メラニー・ フェネル『自信をもてないあなたへ――自分でできる認知行動療法』
"うつ、不安、無気力、パニック障害、対人恐怖症…そんなあなたの「いやな気分」が少しずつほぐれていきます"
三宅香帆『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』
"『バズる文章教室』は、〝文才〟と言われる「すぐれた文章感覚」を、できるだけ平易な言葉を使って解説する本です"
氏田雄介、小川哲、カツセマサヒコ、田丸雅智、長谷敏司、藤井太洋、宮内悠介、日産未来文庫編集部『答え合わせは、未来で。』
"なぜ日産がSF作家に未来予想を託すのか。それは、過去数々のSF作家たちが、未来を的中させてきたから"
黒川創『鶴見俊輔伝』
"不良化の末、渡米してハーヴァードに入学。日米交換船で帰国して敗戦を迎える。その後の50年にわたる「思想の科学」の発行、「ベ平連」の活動、「もうろく」を生きる"
杉田俊介、櫻井信栄、川村湊『 対抗言論 反ヘイトのための交差路 1号: ヘイトの時代に対抗する』
"外国人・移民に対するレイシズム、歴史の改竄、性差別、障害者・生活保護受給者・非正規“
ECD『いるべき場所』
"ラジオを通してロックに目覚め、パンクと出会い、劇団での活動を経て、ラッパーとなりつつも日本語ラップシーンにも違和感を感じて新たな地点へと、常に「いるべき場所“
杉島敬志編著『コミュニケーション的存在論の人類学』
"存在は単独で存在するのではなく、コミュニケーションやゲームとともに立ち現れる―。人類学理論の中心をなす「存在論」の議論を拡張し、現代人類学が進むべき未来を模索する"
宇田川元一『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』
"相手の「ナラティヴ」に入り込み、新しい関係性を構築すること。それこそが、立場や権限を問わず、新たな次元のリソースを掘り出して、組織を動かす現実的で効果的な方法"
ジャン・スタロバンスキー『告発と誘惑ジャン=ジャック・ルソー論』
"堕落した文明社会を激しく告発し、原初の幸福へと誘惑することで多くの熱狂的読者を獲得した行程を、新しい雄弁とレトリックの創造"
ミゲル・アバンスール『国家に抗するデモクラシー マルクスとマキァヴェリアン・モーメント』
"国家とは異なる政治的共同体の探求と、民衆(デモス)を主体とする「真のデモクラシー」を解明“
グレッグ・イーガン『ビット・プレイヤー』
"未知の世界のありようを考察する表題作、死んだ名脚本家の記憶を持つアンドロイドが自らのアイデンティティを追う「不気味の谷」、恒星間をデータ“
ケン・リュウ『生まれ変わり』
"悪しき記憶を切除する技術をもつ異星の訪問者により、人類は生まれ変わった。表題作ほか、アジアの工場で過酷な労働に従事する少女の不思議な体験を描いた「ランニング・シューズ」など20篇を収録"
チャイナ・ミエヴィル『爆発の三つの欠片』
"豚の頭をかぶる男、病気の患者を演じる女……。英国SF界のトップランナー、チャイナ・ミエヴィルが、人間のもつシュールで残酷な面を鋭く描き出し心に爪痕をのこす28の物語を収録した短篇集"
読書リスト(2019年11月)
実際に買ったり読んだりした本へのコメントは、下記noteに掲載しています。
noteでは、地方や教育、キャリア、批評などについても書いています。
月500円なので、応援がてら購読してください。よろしくお願いします。
橘木俊詔『日本の経済学史』
"日本人はなぜノーベル経済学賞を取れないのか!? 輸入学問である経済学に日本人がいかに取りくんできたか。幅広い視点から、江戸時代から現代までの軌跡"
宇佐美誠、児玉聡、井上彰、松元雅和『正義論: ベーシックスからフロンティアまで』
"古典的学説・学派から最近の論点や理論まで、正義論の基本をわかりやすく説明したうえで、貧困・格差"
インゴルフ・ケルン『バウハウスってなあに?』
"建築家の父が子と一緒にデッサウのバウハウスを訪れ、50の疑問にやさしく答える初のバウハウス入門絵本。磯崎新氏・深澤直人氏推薦!"
ヤシャ・モンク『自己責任の時代――その先に構想する、支えあう福祉国家』
"善意による責任否定論の欠陥をも指摘して、責任概念の再構築を促す。国際的に注目の高まる政治学者が、我々の生きる"
オルガ・トカルチュク『逃亡派 (EXLIBRIS)』
"形態も目的地もさまざまな「旅」が登場し、架空の、あるいは歴史への旅に読者を誘う。タイトルの「逃亡派」とは、ロシア正教のあるセクト、もしくはその信者を指す"
慎改康之『ミシェル・フーコー: 自己から脱け出すための哲学』
"ミシェル・フーコー(一九二六―八四)は顔を持たない哲学者だ.今の自分にとって「正しい」とされることを徹底的に疑いぬき,"
モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ――世界の再魔術化』
"世界から魔術が失われた。大きなパラダイムチェンジを経て登場したのは、資本主義と科学思考によってできあがった単色の近代"
横田増生『ユニクロ帝国の光と影』
"総崩れの日本企業の中で唯一気を吐くユニクロ。だがこれまで独自で柳井経営を調査したメディアはなかった―なぜ執行役員が次々と辞めていくのか?なぜ"
ロバート・キンセル『YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち』
"テレビ、音楽、出版、映画、広告、ジャーナリズム、政治、ビジネス…。すべてがYouTube"
星野源『そして生活はつづく』
"電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならばそんな素晴らしくない日常"
浜崎洋介『反戦後論』
"戦後よ、さよなら~「政治と文学」の接点を問う~郊外、大東亜戦争、象徴天皇、三島由紀夫、小林秀雄、福田恆存、柄谷行人、そして坂口安吾…。戦後思想に新たな問題を提起する、気鋭の批評家による画期的論考!"
太田博樹『遺伝人類学入門──チンギス・ハンのDNAは何を語るか』
"中央アジアから東アジアにかけてチンギス・ハンの持っていたY染色体のタイプが爆発的に拡散しているという仮説が提起"
大嶋栄子『生き延びるためのアディクション―嵐の後を生きる「彼女たち」へのソーシャルワーク』
"医療モデルを超えて生活支援共同体の実践へ―四つの嗜癖行動パターンと三つの回復過程モデル"
リサ・フェルドマン・バレット『情動はこうしてつくられる──脳の隠れた働きと構成主義的情動理論』
"情動は〈理性のコントロールが及ばず自動的に引き起こされる反応〉ではない。〈幸福の神経"
ヤーコ・セイックラ、トム・アーンキル『開かれた対話と未来 今この瞬間に他者を思いやる』
"「対話が目的」の対話?「未来を思い出す」対話?――この不思議な設定が、いま対人援助の世界を大きく揺るがせている"
シルヴェール・ロトランジェ、 ポール・ヴィリリオ『黄昏の夜明け: 光速度社会の両義的現実と人類史の「今」』
"「速度の政治経済学」の提唱を通じ、人類社会の光と闇の実体に迫る。「私たちの今」と「生きる身体」の解放"
『現代思想2019年2月号 特集=「男性学」の現在――〈男〉というジェンダーのゆくえ』
"男性が男性として抱える困難を真摯に見つめ直しつつ、しかしフェミニズムに対する不毛"
エマヌエーレ・コッチャ『植物の生の哲学 混合の形而上学』
"種が落ちた場所から動くことなく一生を過ごす植物は、光合成により酸素を作り出し、あらゆる生物が住まう環境を整える。つまり植物"
佐藤良明『ニッポンのうたはどう変わったか 増補改訂 J-POP進化論』
"美空ひばり、フランク永井、森進一、西田佐知子、ザ・スパイダース、キャンディーズ、石川さゆり、さだまさし、サザンオールスターズ、安室奈美恵、そして宇多田ヒカル"
斎藤真理子『韓国・フェミニズム・日本』
"創刊以来86年ぶりに3刷となった「文藝」2019年秋季号特集「韓国・フェミニズム・日本」が、大増補のうえ遂に単行本化!小説、エッセイ、論考"
中井治郎『パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市』
"訪日外国人観光客の急増は利益をもたらす一方、観光客とのトラブル―舞妓パパラッチ・景観破壊・民泊問題―などの観光公害“オーバーツーリズム”"
『新蒸気波要点ガイド』
"ばるぼら/ さやわか/ 捨てアカウント(Local Visions)/ sen kiyohiro/ 小鉄昇一郎/ ブギー・アイドル/ imdkm/ 糸田屯/"
永江朗『私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』
"「ヘイト本」隆盛の理由を求めて書き手、出版社、取次、書店へ取材。そこから見えてきた核心は出版産業のしくみにあった"
高畠通敏『地方の王国』
"新潟、徳島、千葉、滋賀、鹿児島、北海道…。日本中で戦後保守政治の支柱となった“王国”。それらに潜り込み選挙の構造を調査した地方政治研究の重要古典"
森田邦久編著『〈現在〉という謎: 時間の空間化批判』
"いま、この瞬間、私たちがありありと感じる「時間の流れ」は幻想にすぎないのか?物理学者と哲学者がそれぞれの立場にたって真正面から"
杉田敦編著『デモクラシーとセキュリティ: グローバル化時代の政治を問い直す』
"境界線の再強化、テロリズム、日本の安保法制・代議制民主主義の機能不全など政治の諸相を深く分析"
マイケル・バトニック『ビッグミステイク』
"ベンジャミン・グレアム、ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガーからジョン・ポールソン、クリス・サッカまで、新旧のレジェンド投資家15人の「失敗」がコレクション"
田中喜美子『漱石を愛したフェミニスト―駒尺喜美』
"血縁にたよらない「友だち村」をつくる"
ウラジーミル・アレクサンドロフ『かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた:二つの帝国を渡り歩いた黒人興行師フレデリックの生涯』
『男性学 (新編 日本のフェミニズム 12)』
"ジェンダー化された存在としての男性とその男性性が、当事者によって、さらに多様に再検討されている。解放運動としての自己省察=メンズ"
町田康『しらふで生きる 大酒飲みの決断』
"痩せた! 眠れる! 仕事が捗る! 思いがけない禁酒の利得。些細なことにもよろこぶ自分が戻ってきた!4年前の年末。「酒をやめよう」と突如、思い立ち、そこから一滴も飲んでいない作家の町田康"
佐藤彰一『歴史探究のヨーロッパ-修道制を駆逐する啓蒙主義』
"宗教改革以降、カトリックは修道院での学術活動を活発化させた。とりわけ教会史や聖人伝等の文書を批判的に検証する学問が進歩を遂げ、偽書を分別する文献学や、ローマ法の解釈学"
『HAB本と流通―Human And Bookstore』
"子どもの文化普及協会,ツバメ出版流通など"
ジョナサン・シルバータウン『美味しい進化: 食べ物と人類はどう進化してきたか』
"料理の起源から、未来の食べ物まで。食べ物と人類はいかに進化してきたのか"
デイヴィッド・クリスチャ『オリジン・ストーリー』
"われわれはどこから来たのか――宇宙創成から現代までを一望し、この永遠の謎に挑むビッグヒストリーの到達点! 驚異の138億年史!!"
ユヴァル・ノア・ハラリ『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』
"私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか――。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』で全世界に"
内田樹『そのうちなんとかなるだろう』
"やりたいことは諦めない。やりたくないことは我慢しない。たどり着く場所は、結局同じだから。直感に従って生きてきた思想家の悔いなき半生記"
『サブスクリプション2.0 衣食住すべてを飲み込む最新ビジネスモデル』
"トヨタ、キリン、パナソニックなど業界大手がこぞって参入、旧来の頒布会モデルなどを「サブスク1.0」とするなら"
安井大輔『フードスタディーズ・ガイドブック』
"食と文化・社会、食の歴史、食の思想、食をめぐる現代の危機を知るための、初の総合的ブックガイド。食について考えるうえで欠かせない49冊を徹底紹介"
浅野俊哉『スピノザ 〈触発の思考〉』
"「哲学史上の〈異物〉」とも称されるスピノザ――その異例の思考を、シュトラウス、アドルノ、バーリン、ネグリ、シュミット、三木清らと対峙させ、思想史の読み替えとオルタナティヴな政治哲学の可能性"
宮崎里司、春口淳一編著『持続可能な大学の留学生政策――アジア各地と連携した日本語教育に向けて』
"大学経営の調整弁として留学生が利用されていた実態の報道が耳に新しい"
梶谷懐、高口康太『幸福な監視国家・中国』
"習近平体制下で、政府・大企業が全人民の個人情報・行動記録を手中に収め、AI・アルゴリズムによって統治する「究極の独裁国家」への道"
読書リスト(2019年10月)
実際に買ったり読んだりした本へのコメントは、下記noteに掲載しています。
noteでは、地方や教育、キャリア、批評などについても書いています。
月500円なので、応援がてら購読してください。よろしくお願いします。
ディネシュ・J・ワディウェル『現代思想からの動物論: 戦争・主権・生政治』
"フーコー、アガンベン、デリダ、ハラウェイ、スピヴァク、キムリッカなど広範な思想家の理論を通し、「動物」"
柄谷行人、浅田彰『柄谷行人浅田彰全対話』
"一九八五年から九八年までになされた六つの対話では、思想、歴史、政治、経済、共同体、表現"
外山恒一『改訂版 全共闘以後』
"1968年の全共闘から50年。1972年の連合赤軍事件を境に学生運動は退潮し、その後は「シラケでバブルでオタクでサブカル」の時代―"
武邑光裕『ベルリン・都市・未来』
"スタートアップ・エコシステム、ネオヒッピー・カルチャー、ポスト・データエコノミー。「壁」の崩壊から30年、テクノミュージックによって断絶を乗り越え文化多様性が社会をドライブさせるこの街"
重田園江『隔たりと政治――統治と連帯の思想』
"すぐそこにある隔たりから、政治思想の問いは出発する―。規律社会の統治のテクノロジーを鋭く読み解きながら、紛争や暴力を治め、分断に抗う連帯の可能性を構想する試み"
小針誠『アクティブラーニング 学校教育の理想と現実』
"2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?学力は向上するのか? 学力格差はどうなるのか? 学校や教師の負担は?"
松岡亮二『教育格差──階層・地域・学歴』
"戦後から現在までの動向、就学前〜高校までの各教育段階、国際比較と、教育格差の実態を圧倒的なデータ量で検証。その上で、すべての人が自分の可能"
マーク・フォーサイズ『酔っぱらいの歴史』
"ギリシア人とローマ人とヴァイキングたちの宴とはどのようなものだったのか。蒸留酒があたえた衝撃とは。古代中国やイスラム圏、さらにロシア"
吉田恭子『精読という迷宮―アメリカ文学のメタリーディング』
"文学研究の基本と見なされている「精読」。しかしそれがどんな営みなのか、共通理解は存在しない。「精読」の名の下になされる"
中村高康『暴走する能力主義──教育と現代社会の病理』
"気鋭の教育社会学者が、「能力」のあり方が揺らぐ現代社会を分析し、私たちが生きる社会とは何なのか、その構造をくっきりと描く"
中山悟視『ヒッピー世代の先覚者たち: 対抗文化とアメリカの伝統』
"ヒッピーは、いつあらわれ、どこからやってきたのか…。1960年代のアメリカに湧き上がったアメリカの対抗文化"
白川恵子『抵抗者の物語: 初期アメリカの国家形成と犯罪者的無意識』
"名もなき者たちの取るに足りない営為が、ナラティヴを成す。叛逆的暴力と愛国的雄姿との転倒的ゆらぎ"
納富信留『プラトン哲学への旅 エロースとは何者か』
"哲学者プラトンの代表作で、古代ギリシア語の散文作品として名高い『饗宴』のなかに、語り手の「私」(「現代からの客人」)が列席"
樫村愛子『この社会で働くのはなぜ苦しいのか』
"ラカン精神分析やフランス社会学の知見を武器に、今日の「労働」が抱える問題の根底に社会構造と主体の変容を見出し、「就活」"
下山進『2050年のメディア』
"読売、日経、ヤフー、波乱のメディア三国志!紙かデジタルか? 技術革新かスクープか?"
田中愛治『熟議の効用、熟慮の効果: 政治哲学を実証する』
"ミニ・パブリックスによる討議型世論調査の結果と、熟慮した市民に最先端の世論調査を行った結果を測定・比較する。テーマは「外国人労働者の受け入れ」"
松田行正『独裁者のデザイン: ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、毛沢東の手法』
"「国民の承認」の名のもとに既成事実化するヒトラー/ナチ・ポスターを描いたイラストレーターたち/政治"
鈴木宏昭『教養としての認知科学』
"人間はどのように世界を認識しているか?「情報」という共通言語のもとに研究を進める認知科学が明らかにしてきた,知性の意外なまでの脆さ・儚さ"
國分功一郎『原子力時代における哲学』
"哲学者でただ一人、原子力の本質的な危険性を早くから指摘していた人物がいる。それがマルティン・ハイデッガー。並み居る知識人たちが原子力の平和利用"
ダニエル・コーエン『ホモ・デジタリスの時代:AIと戦うための(革命の)哲学』
"フランスを代表する経済学者が、1968年5月革命以後の「世界史の構造」を総括!新たな人文知のために、デジタル社会における「経済成長」の真実に迫る"
稲葉振一郎『AI時代の労働の哲学』
"「我々は人工知能技術の発展が社会に、とりわけ労働に及ぼすインパクトについて考える際に、どのような知的道具立てを既に持っているのか?」"
稲葉振一郎『銀河帝国は必要か?──ロボットと人類の未来』
"超高機能ロボットとの共存や、宇宙への進出がリアリティを増してきた現代。「人間」のアイデンティティも大きく揺らいでいる。「心ある者」とはいったいなんなのか?"
スーザン・L・カラザース 『良い占領?: 第二次大戦後の日独で米兵は何をしたか』
"戦後のアメリカは、日本とドイツで行った自らの統治政策を「良い占領」のモデルとみなし、イラク占領等を正当化する材料として長く利用してきた"
柿木伸之『ヴァルター・ベンヤミン 闇を歩く批評』
"戦争とファシズムの時代に生きた思想家ヴァルター・ベンヤミン(一八九二~一九四〇)。蹉跌の生涯のなかで彼が繰り広げた批評は、言語"
トリスタン・ブルネ『水曜日のアニメが待ち遠しい:フランス人から見た日本サブカルチャーの魅力を解き明かす』
"1970年代末、フランスの子どもたちはみんな日本アニメに夢中になった"
小川哲『嘘と正典』
"第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞後、第2長篇『ゲームの王国』で日本SF大賞および山本周五郎賞を受賞した小川哲。その受賞後第一作となる短篇集を刊行する"
海猫沢めろん『もういない君と話したかった7つのこと 孤独と自由のレッスン』
"ボクシング界やホスト業などあらゆる世界を見てきた著者だからこそ語れる言葉の数々がここに。平凡であること"
辻陽『日本の地方議会-都市のジレンマ、消滅危機の町村』
"都市部では、強い権限をもつ首長を支えれば単なる「追認機関」と批判され、首長と対立すれば「抵抗勢力」と見なされがちだ。一方、過疎が進む地方では、議員のなり手不足"
クレア・ウィークス『完全版 不安のメカニズム ストレス・不安・恐怖を克服し人生を取り戻すためのセルフヘルプガイド』
"経験豊富な開業医が不安症状に苦しむ人に語りかけるロングセラー"
加藤匡毅『カフェの空間学 世界のデザイン手法: Site specific cafe design』
"自らも多くのカフェを設計してきた著者が設計者ならではの視点で世界中のカフェ空間"
峯陽一『2100年の世界地図 アフラシアの時代』
"2100年までに世界の人口は百億人を超え、アフリカとアジア、すなわち「アフラシア」の人々が世界人口の8割以上を占める"
栗原明志『浮きよばなれ: 島国の彼岸へと漕ぎ出す日本文学芸術論』
"古事記、万葉集、源氏物語、保元物語、日蓮、徒然草、南総里見八犬伝、歌川国芳、河口慧海、幸田露伴、山田美妙、種田山頭火、小津安二郎、西馬音内盆踊り"
めっちゃおもしろそう。 佐伯和人『月はすごい-資源・開発・移住』
"地下トンネルの構造など、最新の月探査での発見までを解説。さらには、人類が月利用を進めることを想定し、水や鉱物資源"
『アイデア No.387 2019年 10月号』
"国内の書籍売上がピークに達した1996年から現在に至る「出版不況」の時代のブックデザインをカバーデザインのスタイル別に紹介"
森まゆみ編『伊藤野枝集』
"「吹けよ あれよ 風よ あらしよ」。17歳で故郷を出奔、東京へ。辻潤と結婚、『青鞜』に参加、女性解放を求める活動のさなか、大杉栄と出会い"
山本昭宏『大江健三郎とその時代 「戦後」に選ばれた小説家』
"四国の山深い地に生まれ、上京後まもなく東大生作家としてデビュー、23歳で芥川賞を受賞、1994年にはノーベル文学賞受賞。華々しい活躍とともに時代の寵児となった小説家"
ヴァーツラフ・ハヴェル『力なき者たちの力』
"権力のあり様を分析し、「真実の生」の意義を説いたこのエッセイは、冷戦体制下の東欧で地下出版の形で広く読まれただけでなく、今なおその影響力"
ジョン・ヒッグス『人類の意識を変えた20世紀: アインシュタインからスーパーマリオ、ポストモダンまで』
"20Cの“大変動”を経て、人類はどこへ向かうのか?文化・アート・科学を自在に横断し、新たな希望を見出す冒険が始まる"
伊藤守『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求 ポスト・ヒューマン時代のメディア論』
"本書では、米国の政治学者ジョディ・ディーンによって提起された「コミュニケーション資本主義"
淵田仁『ルソーと方法』
"「貴方がたが神のように崇める秩序や方法は私にとって忌み嫌うべきものなのです」──啓蒙の世紀において知を知たらしめる社会的規範であった分析的方法を欺瞞"
大嶋栄子『生き延びるためのアディクション―嵐の後を生きる「彼女たち」へのソーシャルワーク』
"医療モデルを超えて生活支援共同体の実践へ―四つの嗜癖行動パターンと三つの回復過程モデルを手がかりに、暴力・貧困・スティグマに絡めとられた“彼女たち”の生活を取り戻す"
リサ・フェルドマン・バレット『情動はこうしてつくられる──脳の隠れた働きと構成主義的情動理論』
"情動は〈理性のコントロールが及ばず自動的に引き起こされる反応〉ではない。〈幸福の神経回路〉などないし、〈怒りのニューロン〉も特定の部位もない"
ヤーコ・セイックラ、トム・アーンキル『開かれた対話と未来 今この瞬間に他者を思いやる』
"「対話が目的」の対話?「未来を思い出す」対話?――この不思議な設定が、いま対人援助の世界を大きく揺るがせている"
シルヴェール・ロトランジェ、 ポール・ヴィリリオ『黄昏の夜明け: 光速度社会の両義的現実と人類史の「今」』
"「速度の政治経済学」の提唱を通じ、人類社会の光と闇の実体に迫る。「私たちの今」と「生きる身体」の解放"
