読書リスト(2020年2月)


玉村豊男『料理の四面体』
"英国式ローストビーフとアジの干物の共通点は?刺身もタコ酢もサラダである?アルジェリア式羊肉シチューからフランス料理を経て、豚肉のショウガ焼きに通ずる"


『現代思想 2020年3月臨時増刊号 総特集◎磯崎 新』
"世界的建築家、磯崎新の思考と感性の秘密に迫る。 磯崎氏の仕事はジャンルを超える。建築・都市のデザインのみならず、文化"


『現代思想 2020年3月臨時増刊号 総特集◎フェミニズムの現在』
"多様な〈声〉を響かせるために #MeTooやフラワーデモなどの社会運動、あるいは文芸やテレビドラマ"


フレデリック・ルノワール『スピノザ よく生きるための哲学』
"ゲーテニーチェアインシュタイン―なぜ思想の巨人たちは、スピノザ哲学に圧倒的に勇気づけられたのか。人間の、『エチカ』への道がここにある"


マルクス・ガブリエル『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』
"今世界に起こりつつある「5つの危機」を取り上げ、「新しい実在論は世界をどう見ているのか」"


入江哲朗『火星の旅人 ―パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史―』
"ラフカディオ・ハーンにも読まれたジャパノロジストの足跡と、ラヴクラフトクトゥルー神話に接続する“観測”という想像力を追う"


ジャック・ドンズロ『社会的なものの発明 政治的熱情の凋落をめぐる試論』
"統治テクノロジーの相関物として発明された社会的なもの。その統治効果/破綻を分析した、方法としての唯名論。政治"


徳田剛『よそ者/ストレンジャーの社会学』
"「よそ者/ストレンジャー」に関する、ジンメルのテキストを基点に、このテーマがどう論じられ展開していったのかを跡付け(第I部)"


玉野和志編『都市社会学を学ぶ人のために』
"資本主義がグローバルに展開するなか、世界の都市はどう変化し、どのような課題を抱えているのか。具体的な歴史に沿って明らかにする。都市社会学"


長谷川公一『社会運動の現在 -- 市民社会の声』
"社会を変えるには?社会運動は何を達成し、残された課題は何か?日本社会のこれまでとこれからを内外のさまざまな社会運動を通して読み解く"


鈴木彩加『女性たちの保守運動: 右傾化する日本社会のジェンダー』
"「家族」「性差」を強調する保守に、その社会的抑圧を経験した女性が、なぜ合流するのか。本書はその実態に、戦後の保守"


小川さやか『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』
"一攫千金を夢見て香港に集まるタンザニア人。彼らの日常は、まさか!の連続。既存の制度に期待しない人々"


マッシモ・メニキネッリ『ファブラボのすべて イノベーションが生まれる場所』
"デジタル工作機械を用いて地域でのものづくりを促進させてきた工房、Fab Lab(ファブラボ)。その誕生"


加藤夢三『合理的なものの詩学—近現代日本文学と理論物理学の邂逅』
"横光利一稲垣足穂から東浩紀円城塔まで相対性理論量子力学などの現代物理学が文学者たちの想像力に及ぼした影響"


デイヴィッド・スローン・ウィルソン『社会はどう進化するのか――進化生物学が拓く新しい世界観』
"競争? 淘汰? いや違う。――ダーウィンの知恵は、私たちを共生へと導く。がん細胞、免疫"


古川不可知『「シェルパ」と道の人類学』
"自己の身体は他者の身体やモノや概念からなる環境中の諸要素とそのつど一回的な関係を取り結び、道のアレンジメントの一部となる。世界を歩むとき、自己は道であり、道は自己である"


エリック・A・ポズナー『ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀』
"富裕層による富の独占、膠着した民主主義、巨大企業によるデータ搾取。21世紀初頭の難題を解決するまったく新しいビジョン!"


原武史『地形の思想史』
"なぜ「峠」で天皇制と革命思想は対峙したのか?なぜ、皇室の負の歴史は「島」に閉ざされたのか?なぜ、記紀神話は「湾」でいまも信仰を得るのか?なぜ、「半島」で戦前と戦後は地続きとなるのか?"


岡村圭子『団地へのまなざし―ローカル・ネットワークの構築に向けて』
"戦後、高度経済成長の歩みとともにあった「団地」は、時代の象徴的存在のひとつであった。団地は私たちの社会の歩み"


牧野邦昭『新版 戦時下の経済学者 経済学と総力戦』
"総力戦下の経済学者たちの言説がどんな役割を果たしたか、戦後にどう影響したかを追う。英米独日の経済抗戦力を経済学者"


徳田剛、杉本学、川本格子、早川洋行、浜日出夫『ジンメルの論点』
"没後100年、色あせることのない「アイデアの宝庫」哲学者・社会学ジンメル。彼の遺した宝を探り当てるための「宝の地図」"


柴田邦臣『〈情弱〉の社会学』
"仕事からヘルスケアまで、生活のあらゆる局面にディバイスが浸透し、常時接続(つながりっぱなし)に疲弊する人びと。一方で、障害者のままならない身体機能"


澤田直『サルトルのプリズム: 二十世紀フランス文学・思想論』
"同時代人との友情・競合関係を通じていかにその特異な思想と文体を創造しえたのか。サルトル研究の第一人者が、伝記や自伝、イメージ論や文体論、同性愛などのテーマに着目"


松村圭一郎『これからの大学』
"文化人類学者が贈る「学問」のすすめ。大学のまだ見ぬ可能性とは。贈与としての“教える・学ぶ”行為とは。すべての「学ぶ」人に向けた、異色の教育論"


辻山良雄『本屋、はじめました 増補版』
"物件探し、店舗デザイン、カフェのメニュー、イベント、ウェブ、そして「棚づくり」の実際。事業計画書から、開店後の結果まですべて掲載。個人経営の書店が存続していくための工夫とは"


広田照幸『大学論を組み替える―新たな議論のために―』
"なしくずしの政策追随に陥る大学。なぜこんなことになっているのか。価値や理念や規範をめぐる議論を避けることなく、教育の質、評価"


ブルース・ククリック『アメリカ哲学史: 一七二〇年から二〇〇〇年まで』
"大陸哲学に影響を受けた思弁的思想(1720-1868)、プラグマティズムの誕生と隆盛(1865-1930)"


フランシス・フクヤマ『IDENTITY 尊厳の欲求と憤りの政治』
"経済格差の拡大と社会構造の急激な変化が、ポピュリズムの台頭と社会の分断をまねいている。これらは社会から疎外された人々による平等な「尊厳の要求」に起因する"


山本圭『アンタゴニズムス: ポピュリズム〈以後〉の民主主義』
"いま私たちが目撃しているのは、むしろ複数の敵対性、すなわち社会のいたるところで、いたるところから、これまで自明視されて"


大森望、伴名練編『2010年代SF傑作選2』
"宮内悠介、高山羽根子、小川哲をはじめ、酉島伝法、柴田勝家、倉田タカシなど両賞から輩出された数多くの才能、電子書籍やウェブ小説出身"


大森望、伴名練編『2010年代SF傑作選1』
"神林長平を筆頭に、飛浩隆田中啓文北野勇作のベテラン勢、少女小説/ライトノベル出身の津原泰水小川一水長谷敏司ゼロ年代デビュー"


山形浩生『断言 読むべき本・ダメな本―新教養主義書評集成・経済社会編』
"ベストセラーであろうとダメな本は徹底的に批判する――辛口書評家が30年ちかくにわたり書き綴った膨大な書評"

橋本健二『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』
"敗戦、ヤミ市、復興、高度成長、「一億総中流」、バブル景気、日本経済の再編成、アンダークラスの出現……「格差」から見えてくる戦後日本のすがた"


副田賢二『〈獄中〉の文学史 夢想する近代日本文学』
"社会と文学のなかで特権的な意味を持ち続けてきたのはなぜか。過剰な言葉あふれる“獄中”―。そのダイナミックな営みの歴史的記憶を、明治期からたどる"


戸田山和久『教養の書』
"世の中をよくするという仕事は、教養に憧れ教養を目指す人々にしかできない。キミたちの健闘を祈る"


飯田豊『メディア論の地層: 1970大阪万博から2020東京五輪まで』
"大学における人文知の伝統のみならず、情報環境のグローバルな変容に鋭敏な芸術家や建築家の創造知、CATV"


安宅和人『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』
"産・官・学の全領域を横断しファクトベースで切り込む、著者渾身の書き下ろし!意志なき悲観論でも、現実を直視"


山内昌之『日本近現代史講義-成功と失敗の歴史に学ぶ』
"明治維新から一五〇年余り。日本近現代史の研究は日々蓄積され、塗り替えられている。日本国内の閉じた歴史にとどまるのではなく、世界"


鬼頭宏『人口から読む日本の歴史』
"増加と停滞を繰り返す、4つの大きな波を示しつつ、1万年にわたり増え続けた日本の人口。そのダイナミズムを歴史人口学によって分析し、また人々の暮らしの変容と人生をいきいきと描き出す"


安藤礼二『迷宮と宇宙』
"文芸批評の集大成。現世と幽冥を行き来する者たちの壮大な文学史。文学とは、「胎児の夢」として紡がれた「迷宮と宇宙」である"


中川成美、村田裕和編『革命芸術プロレタリア文化運動』
"ガリ版刷りのビラ、チラシ、チケットなど運動の最前線で使われた多様な資料を駆使しながら、文学・運動理論・演劇・美術・宗教"


伊藤誠、大藪龍介、田畑稔編『21世紀のマルクス―マルクス研究の到達点』
"21世紀の今日、厳しい歴史的試練を受けとめつつ、マルクスの思想と理論の発展的継承を志向し、原点に立ち返って"


稲垣足穂『一千一秒物語』
"少年愛・数学・星・飛行機・妖怪・A感覚……近代文学の陰湿な風土と素材を拒絶して、時代を先取りした文学空間を構築した短編集"


フォンダ・リー『翡翠城市』
"我が名誉と、我が命と、我が翡翠にかけて。翡翠の力を飼い慣らし、抗争に明け暮れる男たちの血塗られた戦いに勝ち残るのは、誰か―異形の城市を舞台に展開するSFアジアン・ノワール!世界幻想文学大賞受賞"


卯城竜太(Chim↑Pom)、松田修『公の時代 』
"復興、オリンピック、芸術祭、都市再開発、表現の自由―“ブラックボックス化”した大正の前衛アートを手がかりに、開かれた社会と「個」"


レベッカ・ソルニット『それを,真の名で呼ぶならば: 危機の時代と言葉の力』
"選挙の不正とトランプ政権の横暴,女性蔑視,民族・人種差別,ジェントリフィケーション,警察や刑務所の圧制,貧困,そして,気候変動と災害"


安田浩一『団地と移民 課題最先端「空間」の闘い』
"排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄"


レベッカ・ソルニット『迷うことについて』
"ソクラテスダ・ヴィンチ、ウルフ、ベンヤミンヒッチコックらと“未知の土地”を旅する思索の書"


日経コンピュータ、山端宏実、岡部一詩、中田敦、大和田尚孝、谷島宣之『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」』
"「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクト"


青井硝子『異自然世界の非常食1』
"食材を求め外に出て初めて見た生物は、羽のはえた妖精だった。「非常食」として彼女を手元に置くことにした男は、元の世界と唯一つながるインターネット"


長谷川愛『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業』
"実世界を認識し批評的に見つめる洞察力、オルタナティブや可能性を思索する想像力、サイエンス"


Neonode「TEKWIND AIRBAR133 AirBar 13.3インチ ノートPC用」
"お手持ちのタッチパネル非対応のWindows PCなどのディスプレイを 瞬時にタッチ操作可能にする画期的なデバイスです!"


『ディエンビエンフー』(全6巻)
"未完のまま最終巻が発売され物議を醸した話題作が、新カバーイラスト&新作マンガをひっさげて奇跡の復活!ベトナム戦争を舞台に生と死と恋を描くバトルアクション超大作"


メアリアン・ウルフ『プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか? 』
"古代の文字を読む脳から、ネットの文字を読む脳まで、ディスレクシア(読み書き障害)から、読書の達人まで、脳"


仲正昌樹『マルクス入門講義』
"現在「読んだ方がいい」と考える哲学上の重要なテクストを選び、マルクスをまったく読んだことがない初学者や、再びマルクスを勉強したい人向けに、丁寧に熟読"


岡奈津子『〈賄賂〉のある暮らし 市場経済化後のカザフスタン』
"市場経済下、警察、教育、医療、ビジネス活動など、あらゆる側面に浸透している「賄賂」を切り口に現在のカザフスタンをみていく"


石川義正『政治的動物』
"平等を巡る現代の様々な軋轢を、「人間」と「動物」の闘争として描き出し、政治思想をポスト・ヒューマン時代へと刷新する衝撃作"


飯盛元章『連続と断絶 ホワイトヘッドの哲学』
"光も届かぬ存在の彼方、想像力の彼方、宇宙の彼方へと哲学を導く、闇の形而上学の誕生"


土佐 弘之『ポスト・ヒューマニズムの政治』
"急激な気候変動を背景とする人新世の政治では、もはや人間中心主義は限界を迎えている。地球温暖化ポピュリズムの台頭、資本主義による格差拡大"