読書リスト(2020年7月)

藤原朝子『ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか』
"周りからの偏見や差別がなかったとしても、「本人が周りからどう思われるかを怖れる“


金田信一郎『つなぐ時計 吉祥寺に生まれたメーカー Knotの軌跡』
"地方に埋もれた技術や伝統工芸の力を結集して、唯一無二の時計を作りだす。2014年に創業し、80年ぶりの日本製量産“


中野剛充『テイラーのコミュニタリアニズム』
"現代リベラリズムを批判し、新たな民主主義を構想するコミュニタリアンアイザイア・バーリンの正統な継承者にして批判者、そして、英語圏で最も“


Kindle日替わりセール 宇野常寛『遅いインターネット』
"インターネットは世の中の「速度」を決定的に上げた。しかしその弊害がさまざまな場面で現出している。世界の分断、排外主義の台“


井上智洋『MMT 現代貨幣理論とは何か』
"いま世界の政治、ビジネス、経済論壇を席巻する現代貨幣理論(Modern Monetary Theory=MMT)について、知るべきことがす“


NHK「欲望の時代の哲学」制作班『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』
"「欲望の時代の哲学」を待望の書籍化。あのガブリエルが、誰にでも分かる言葉で「戦後史」から「日本」まで“


美馬達哉『感染症社会 アフターコロナの生政治』
"新型コロナウイルスは何度も繰り返されてきたパンデミックに過ぎないのか? 医師であり注目の医療社会学者でもある著者が、COVID-19“


吉村和真、ジャクリーヌ・ベルント『マンガ・スタディーズ (ブックガイドシリーズ基本の30冊)』
"マンガを「研究する」ということ、その困難と可能性を示す30冊"


渡部直己『日本小説批評の起源』
"日本の近・現代文学批評の系譜を東アジア的視界から問い直し、宣長から小林にいたる主流にあがなう文学の血脈をさぐる空前の力作"


カス・ミュデ、クリストバル・ロビラ・カルトワッセル『ポピュリズム:デモクラシーの友と敵』
"移民排斥運動からラディカルデモクラシーまで、現代デモクラシーの基本条件としてポピュリズムを分析した記念碑的著作"


豊崎由美『ニッポンの書評』
"いい書評とダメな書評の違いは? 書評の役割、成り立ちとは? 「メッタ斬り!」でおなじみのトヨザキ社長による、一億総書評家時代の必読書! 大澤聡氏との書評対談を収録"


中川右介『松竹と東宝~興行をビジネスにした男たち~』
"劇場の売店の子と裕福な商家に生まれた慶應義塾卒という対照的な両者は看板役者、大劇場をめぐって数十年のあいだ、しのぎを削る。それ“


加藤秀弘『クジラ博士のフィールド戦記』
"シロナガスクジラの回復にはミンククジラを間引け?! ――長年、IWC科学委員会に携わってきた著者による鯨類研究の最前線。科学者の視点でIWC脱退問題も解説"


野村浩子『女性リーダーが生まれるとき~「一皮むけた経験」に学ぶキャリア形成~』
"2019年12月、世界経済フォーラムから発表されたジェンダー・ギャップ指数で日本は調査対象の153カ“


野村晋『「自分らしく生きて死ぬ」ことがなぜ、難しいのか~行き詰まる「地域包括ケアシステム」の未来~』
"実行役の市区町村と地域を守る医師会の二人三脚を阻むものとは!?現役厚労官僚が現場で見て、聞いて、考え、実践した虎の巻"


松浦弥太郎『期待値を超える~僕が失敗しながら学んできた仕事の方法~』
"元『暮しの手帖』編集長による、勇気がわいて、少しだけ前向きになれる仕事論"


三浦展『首都圏大予測~これから伸びるのはクリエイティブ・サバーブだ!~』
"まったく忖度なしの徹底予測。団塊ジュニアの埼玉回帰や北千住の地価上昇、横浜の南北格差などから、「東京北側」“


夏目琢史『江戸の終活~遺言からみる庶民の日本史~』
"天下泰平の世に形成された「家」は肉親の死を身近にし、最期を悟った者は自の教訓を込めて遺書を記した。それは万感の心情が表れた文章で“


ブレイディみかこ『労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~』
"世界で最初に産業革命、労働運動が起きたイギリスでは労働者こそが民主主義を守ってきた。ブレグジットは、グローバル主“


山田剛志『搾取される研究者たち~産学共同研究の失敗学~』
"政府が推進する政策である「産学連携」または「産学共同研究」。一見、順調に見えるが、残念ながら様々な課題がある。企業側はとも“


藤田伸三『アニメ・シナリオライターへの道!』
"『それいけ!アンパンマン』『ポケットモンスター』『パズドラ』など、20年以上に渡り多数の人気TVアニメを手がけてきたシナリオライターの“


仲正昌樹『マックス・ウェーバーを読む』
"社会科学の根本概念に言及した書物は、宗教・経済・政治・法律など主要な分析対象を定義、論理的体系化を試みており、読み直す課題は大きい。思想・哲学を再考したい人への最適の入門書"


清水幾太郎『本はどう読むか』
"本書は、本の選び方、読み方から、メモのとり方、整理の仕方、外国書の読み方まで、著者が豊富な読書経験からあみだした、本とつきあう上で欠かすことのできない知恵や工夫の数々"


オトフリート ヘッフェ『カントの実践理性批判』
"アーレントが見出した「活動」の奇蹟と、哲学カフェ実践の軌跡。人生のさまざまな困難の当事者を含め、誰もが平等に声を発し、互いに耳を傾け“


クリストファー・プレストン『合成テクノロジーが世界をつくり変える: 生命・物質・地球の未来と人類の選択』
"生命・物質・地球をつくり変える合成テクノロジー。人類が神の領域に迫りつつあ“


ジェフ・ヴァンダミア『全滅領域 サザーン・リーチ①』
"突如として世界に出現した謎の領域〈エリアX〉。そこでは生態系が異様な変化を遂げ、拡大を続けていた。監視機構〈サザーン・リーチ〉“