読書リスト(2018年4月)|鶴谷香央理、大滝瓶太、米澤泉


鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側(1)』
"ふと立ち寄った書店で老婦人が手にしたのは1冊のBLコミックス。75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは穏やかで優しい、しかし心がさざめく日々でした"

大滝瓶太『コロニアルタイム』
"数学と音楽と人工知能、イデアと妄想のノンジャンルの作家の第一短篇集です。4篇収録。それぞれ独立していますが、連作あるいは観念のクロニクルとしても読めます。400詰原稿用紙換算約170枚"

米澤泉『「くらし」の時代: ファッションからライフスタイルへ』
"服はもう流行ではない。朝食。ランニング。グランピング。ブックカフェ。なぜ、「ていねいなくらし」が流行しているのか"

安野光雅『いずれの日にか国に帰らん』
"昔の津和野の風景を安野光雅の柔らかな色彩で描いた見開き25点以上の挿絵とともに、戦争を挟んで別れ別れになってしまった弟との思い出をユーモアと哀切を奏でる文章で綴る好著"

ヤコービ『スピノザの学説に関する書簡』
"ヘーゲルなどに大きな影響を与え、カント、ゲーテをはじめドイツ思想界を巻き込んだ「汎神論論争(スピノザ論争)」発端の書"

マイケル・W・クルーン『ゲームライフ――ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった』
"パソコンが未知への扉だった80年代、ゲームとともに育った子どもの精神生活を、実人生とゲームの世界をハイブリッドした新鮮な筆致で綴る"

九井諒子『ダンジョン飯 6巻』
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影山裕樹編著『あたらしい「路上」のつくり方 実践者に聞く屋外公共空間の活用ノウハウ』
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竹熊健太郎『フリーランス、40歳の壁――自由業者は、どうして40歳から仕事が減るのか?』
"本物しか生き残れない「40歳の壁」の正体とは。「仕事相手が全員年下」「自己模倣のマンネリ地獄」「フリーの結婚&子育て問題」"

影山裕樹ほか『ローカルメディアの仕事術 人と地域をつなぐ8つのメソッド』
"地域に根付き、多様な人をつなぎながら、継続するための考え方とノウハウ"

メアリー・セットガスト『先史学者プラトン 紀元前一万年―五千年の神話と考古学』
"戦争も、信仰も、アートも、先史時代に始まった――考古学の成果に依拠した、神話の大胆な読み換えによって、「文明以前」の人類世界を再構築する刺激的試論"

『現代思想2018年4月号 特集=現代思想の316冊――ブックガイド2018』
"哲学・人類学・社会学から、フェミニズムクィアスタディーズ、そして経済学・数学・物理学まで。いま、新しく「現代」を考えるために読むべき316冊"

小野寺史郎『中国ナショナリズム 民族と愛国の近現代史』
"尖閣諸島南沙諸島の領有問題などで中国の愛国的な行動が目につく。なぜ、いま中国人はナショナリズムを昂揚させるのか。共産党愛国主義教育や中華思想による強国意識からなのか"

近森高明、工藤保則『無印都市の社会学:どこにでもある日常空間をフィールドワークする』
"コンビニ、ショッピングモール、家電量販店…いつでもどこでも同じような商品やサーヴィスを提供してくれる安心・安全な街"

一ノ瀬正樹『英米哲学入門』
"私が生まれる前にも世界は本当にあったの? 因果関係って実はいっさい存在しない? 哲学の根本問題を経験や言語を足場に考え抜く、笑いあり感動ありの入門講義"

すが秀実『増補革命的な、あまりに革命的な:「1968年の革命」史論』
"「一九六八年の革命は勝利し続けている」とは何を意味するのか。ニューレフトの諸潮流を丹念にあとづけた批評家の主著、増補文庫化!解説 王寺賢太"

中岡成文『増補ハーバーマス──コミュニケーション的行為』
"非理性的な力を脱する一方、人間疎外も強まった近代社会。その中で人間のコミュニケーションへの信頼を保とうとしたハーバーマスの思想に迫る"

大澤聡『教養主義のリハビリテーション』
"教養のバージョンアップには今、何が必要か? 気鋭の批評家が、竹内洋吉見俊哉鷲田清一の諸氏と共に来るべき教養を探る!"

福島清紀『寛容とは何か—思想史的考察』
"シャルリー・エブド事件後、 フランスで大ベストセラーになったヴォルテールの『寛容論』。福島清紀は、その光文社古典新訳文庫版解説を担当"

石牟礼道子『現代思想 2018年5月増刊号 総特集◎石牟礼道子』
"水俣に生きる人々の暮らしと病を見つめ続け、『苦海浄土』をはじめとする記念碑的作品を遺した石牟礼道子。その来歴と作品世界の広がりを再考し、追悼する。"

パスカル=アンリ・ケレール『うつ病 回復に向けた対話』
→ こちらも同様。読みたい。

三浦雅士『メランコリーの水脈』
→ セイジョウ君レコメンド。いつか読むぞ。