読書リスト(2017年10月)|田中輝美、宇野常寛、バーンスタイン


12月ですが10月のリストを更新。
7月のリストが闇に消えてしまったようだ。
ちゃんと毎月やらないとダメだ。
今月は11月のリストもどっかで更新する(と思う)……。

渡辺洋平『ドゥルーズと多様体の哲学 二○世紀のエピステモロジーにむけて』
"国家装置も戦争機械もともに抽象機械のアレンジメントであるという点で、両者は相俟ってひとつの「機械圏mécanosphère」を構成する"

クリストフ・シャルル『「知識人」の誕生 1880‐1900』
"“1894年のドレフュス事件をきっかけに誕生した、“国家理性にあえて立ち向かう文化的・政治的な前衛”=「知識人」"

週刊ダイヤモンド「右派×左派 ねじれで読み解く企業・経済・政治・大学 2017年11/18号」

ポール・オースター、J.M.クッツェー『ヒア・アンド・ナウ 往復書簡2008-2011』
"ともに現代を代表する二人の作家が、文学論を戦わせ、世界情勢を憂いては、創作の秘密を語り合い、日常の悩みを打ち明ける"

山口直孝+橋本あゆみ+石橋正孝編『歴史の総合者として――大西巨人未刊行批評集成』
"志賀直哉批判、ハンセン病問題、障碍者の権利にかんする発言、「俗情との結託」論争" "単行本未収録批評85篇+小説1篇を一書に集成"

深井智朗『プロテスタンティズム - 宗教改革から現代政治まで』
"聖書の解釈を最重要視する思想潮流はプロテスタンティズムと呼ばれ、ナショナリズム保守主義リベラリズムなど多面的な顔を持つにいたった"

鶴岡真弓『ケルト 再生の思想――ハロウィンからの生命循環』
"近年、急速に広まったイヴェント「ハロウィン」。この祭りに封印されたケルト文明の思想を解きあかし、古代ヨーロッパの精霊を現代へよみがえらせる"

筒井淳也、前田泰樹 『社会学入門──社会とのかかわり方』
"誰もが体験しうる「人生のイベント」について、計量手法と質的研究という対照的な方法から各々の視野を示し、社会学的に考える道筋を立体的に解説します"

ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ『カフカ〈新訳〉:マイナー文学のために』
"偉大なもの、革命的なものは、ただマイナーなものだけである。世紀の名著『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』の間に刊行された、すさまじい思考の生気"

アーサー・C・ダントー『ありふれたものの変容 芸術の哲学』
"芸術の定義への壮大な思弁的企て。メタファー、表現、様式を体系的に説明し、平凡なものがどのように芸術になるのか哲学的に明らかにする、20世紀美学最大の成果"

倉谷滋『分節幻想――動物のボディプランの起源をめぐる科学思想史』
"脊椎動物とは、われわれとは何ものか? 「アタマの起源」を探る、刺激的な一書"

ビアトリス・コロミーナ、マーク・ウィグリー『我々は人間なのか?  デザインと人間をめぐる考古学的覚書き』
"デザインは、常に人間にとって役に立つものとしてその姿を現すが、その本当の狙いは人間をリ・デザインすること"

「スティーヴン・キング ユリイカ 2017年11月号 特集=スティーヴン・キング ―ホラーの帝王―」
"キングの代表作『IT』のリメイク(『IT/イット “それ"が見えたら、終わり。』11月3日全国公開! "

Pen (ペン) 2017年 11/1号「映画・小説・マンガの名作から最新作まで SF絶対主義。」
"SF映画の金字塔といわれる作品の最新章が相次いで公開されるいま、この知的エンターテインメントの世界にじっくりはまってみませんか?"

ブレイディみかこ『労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱』
"良くも悪しくも先を行く国イギリスの誇り高き労働者階級の歴史と今を学べ!"

原武史『日本政治思想史』
いろいろなひとが著者の作品のなかでもとりわけ素晴らしいと書いているので読みたいと思う。

キャス・サンスティーン『シンプルな政府 “規制'をいかにデザインするか』
"行動経済学にもとづいたマネーボール方式の改革が、政府の大きさをめぐる神学論争に決着をつける"

木庭顕『新版 ローマ法案内: 現代の法律家のために』

パトリック・ロスファス『風の名前 1』
"訳:山形浩生渡辺佐智江、守岡桜" "寂れた宿屋「道の石亭」の主人コートは炎のような赤い髪を持ち、「無血のクォート」「王殺しのクォート」など多くの異名で知られる伝説の秘術士だった"

野中モモ、ばるぼら『日本のZINEについて知ってることすべて: 同人誌、ミニコミ、リトルプレス―自主制作出版史1960~2010年代』

中谷礼仁『実況・近代建築史講義』
"早稲田大学の「近代建築史」講義をまるごと実況中継!ブルネレスキから藤森照信まで、近代500年の建築史を全12回で駆け抜ける!"

マリオ・カルポ『アルファベット そして アルゴリズム 表記法による建築――ルネサンスからデジタル革命へ』

宇野常寛『母性のディストピア』
"宮崎駿富野由悠季押井守、アニメーションの巨人たちの達成と限界から、戦後日本の深層に到達する衝撃作。「政治と文学」はいかに再設定されるべきか"

リチャード・J.バーンスタイン『哲学のプラグマティズム的転回』
"パース,ジェイムズ,デューイから,ハーバーマスやブランダムまで,現代哲学の大きな潮流を描き出す"

ジル=ガストン・グランジェ『科学の本質と多様性』
"二十世紀における科学の急激な発展と、それが引き起こした倫理的諸問題の考察にはじまり、科学には限界があるか、他の形態の知とどのような関係を保たねばならないのか、などの問いに挑む"

矢尾いっちょ『山奥の農村で男女6人マンガ描いてます』
武ちゃんに教えてもらって買った。周南の過疎地でシェアハウスしてる漫画家の日常ネタ。下宿みたいなもんなのではないか。読むの超楽しみ。

種田山頭火『行乞記』

ラインホールド・ニーバー『光の子と闇の子──デモクラシーの批判と擁護』
"“キリスト教的現実主義”の立場から、ジミー・カーター、ブッシュ父子、バラク・オバマらアメリカの政治家たちに大きな影響を与えてきたラインホールド・ニーバー"

佐々木拓『ジョン・ロックの道徳哲学』
"自由と人格同一性という二つの概念の解釈を軸に再構成し,そしてその現代的意義を示そうとする,意欲的で刺激的な論考"

岡部晋典『トップランナーの図書館活用術 才能を引き出した情報空間』
"情報空間から何を引っ張り出してきたか?渦巻く知、過剰なまでの「注」が付く12の対話が、あなたのライフスタイルをもハックする"

三上治『吉本隆明と中上健次』
"吉本の間近で深い交流があったからこそ描けた、吉本・中上思想の真髄。ヨーロッパ近代思想も色褪せ、思想の根底も見えない今、思想の可能性を追究し、最後まで思想と格闘を続けた二人の巨人が指し示したものは!"

マックス・ヴェーバー、カール・シュミット『政治の本質』清水幾太郎訳
"M.ヴェーバー「職業としての政治」とC.シュミット「政治的なるものの概念」。この二著を鋭敏な時代感覚によっていち早く日本に紹介した歴史的な訳業"

トマス・リッド『サイバネティクス全史 人類は思考するマシンに何を夢見たのか』
"「テクノロジーの巨人やエキセントリックな数学者から、SF作家やカウンターカルチャーの指導者までをめぐる20世紀の知の魅力的な冒険」――P・W・シンガー"

ハーラン・エリスン『ヒトラーの描いた薔薇』 "地獄の扉が開き、希代の犯罪者たちが逃亡した時、ヒトラーは……表題作ほか、SF界のレジェンドによる本邦初訳を含む、全13篇を収録"

管賀江留郎『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか 冤罪、虐殺、正しい心』
"冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事"

バリントン・J・ベイリー『ゴッド・ガン』
"設計技師にして発明家のわが友人ロドリックはある夜、自分は神を殺すことができると語った……。マッド・サイエンティストのあるまじき発明を描いた表題作"

ウラジーミル・ナボコフ『アーダ』

フランソワ・ジュリアン『道徳を基礎づける 孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ』

トロツキー『ロシア革命とは何か』

田中輝美『関係人口をつくるー定住でも交流でもないローカルイノベーション』
田中さんの新著、アマゾンで予約できる状態になってる。12月にご本人から直接購入。

今福龍太『ハーフ・ブリード』

野上志学、シノハラユウキ、松本大輝、新野安、川瀬和也、長門裕介『フィルカル Vol. 2, No. 2 ―分析哲学と文化をつなぐ―』

ばらスィー『苺ましまろ(8)』
"お待たせいたしました! 「電撃大王」で連載中のキュートでポップなオフ・ビートコミック。約4年半ぶりの最新刊です!" "この本の出版予定日は2017年11月27日です"

乙野四方字『正解するマド』
"野崎まどが脚本を手がけたTVアニメ『正解するカド』のノベライズを依頼された作家は、何を書けばいいのか悩むあまり精神を病みつつあった"

磯崎新『空間へ』
"著者本人が「日付のついたエッセイ」と呼ぶように、一九六〇年代を通じてさまざまな媒体に記された論文・エッセイがクロノロジカルに並ぶ。当時の困難な状況と対峙・格闘した若きイソザキの全記録がここにまとまる"

マイケル・W・クルーン『ゲームライフ――ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった』 "パソコンが未知への扉だった頃、子どもにとってPCゲームはセンス・オブ・ワンダーの源だった。本書はゲームと子どもの内なる関係を新しい筆致で綴る"

加藤典洋『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』
"新たな時代の予感と政治経済の後退期のはざまで今、考えるべきこととは何か。戦後論の第一人者が、失われた思想の可能性と未来像を探る批評集"

イアン・スチュアート『対称性 不変性の表現対称性 不変性の表現』
"「対称性」は現代科学の重要語の一つです。対称性といえば、虹、雪の結晶、貝殻などの線対称や回転対称な図形を連想し、その規則正しく並んだ模様に私たちは魅了されて"

仲野徹『こわいもの知らずの病理学講義』
"書評サイト「HONZ」でもおなじみ、大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃんやおばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろし"

ウェンディ・ブラウン『いかにして民主主義は失われていくのか――新自由主義の見えざる攻撃』
"学生を人的資本とし、知識を市場価値で評価し、格付けに駆り立てられるとき、大学は階級流動の場であることをやめるだろう"

ジェニファー・ダウドナ『CRISPR(クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見』
"「君の技術を説明してほしい」ヒトラーは私にこうたずねた。その顔は豚である。恐怖にかられて目が覚める━━"

木下光生『貧困と自己責任の近世日本史』
"江戸時代の農村は本当に貧しかったのか。奈良田原村に残る片岡家文書、その中に近世農村の家計をきわめて詳細にしるした記録が存在する。本書ではその世界史的にも貴重なデータを初めて精緻に分析し公開"

吉田夏彦『記号論』

筒井康隆『トーク8』

石橋毅史『まっ直ぐに本を売る―ラディカルな出版「直取引」の方法』

橘宗吾『学術書の編集者』

吉田武『処世の別解 -比較を拒み「自己新」を目指せ-』
"「辞める」ことから逆算する「人生の別解」の重要性を示す。他人との比較を拒み、自分の能力向上のみに専心することで、「最悪の選択」は避けられると力強く説く"

マット・サイモン『たいへんな生きもの: 問題を解決するとてつもない進化』
"生きものたちのセックスから子育て、食べもの、 闘い、住みかまで、進化によるとてつもない「解決策」"

ルドルフ・シュタイナー『自由の哲学』
"外なる世界と内なる世界、外なる法則性と内なる道徳性との間に横たわる深淵は、ただ自由な魂だけがこれに橋をかけることができる"

河本英夫『経験をリセットする ―理論哲学から行為哲学へ―』
"知り得た知識を捨て、目的を持たずに歩き、経験の可動域を広げる。オートポイエーシスの第一人者が、歩いて歩いてたどりついた、行為哲学の真骨頂!"

ヘイドン・ホワイト『メタヒストリー──一九世紀ヨーロッパにおける歴史的想像力』
"1974年に発表し、歴史学に衝撃をもたらした、あまりにも有名な名著である。世界では「メタヒストリーを読まずして、歴史を語るなかれ」とまで言われる"

オーウェン・ジョーンズ『チャヴ 弱者を敵視する社会』
"これが、新自由主義の悲惨な末路だ!緊縮財政、民営化、規制緩和、自己責任社会…。支配層の欺瞞を暴き、英米とEU各国で絶賛された衝撃の書!"

イタロ・カルヴィーノ『カルヴィーノ アメリカ講義――新たな千年紀のための六つのメモ』