読書リスト(2017年9月)|久保田泰考、チャールズ・フォスター、稲葉佳子、三木清


8月後半から体調を崩してたけど、ようやく復帰した。
というわけで先月のリストをつくった。
寝込んでてほとんどなにも読めてない。買った本はわりと多いかな。
いやはや、健康は大事だ……。

クリス・ボルディック(編)『クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集』
"レ・ファニュやカーターなど,18世紀から20世紀までの33編を訳出。ゴシック小説の系譜を通時的に一望できる最良のアンソロジー"

ティム・インゴルド『メイキング 人類学・考古学・芸術・建築』
"すべての〈つくるひと〉に送る『ラインズ 線の文化史』につづく待望の邦訳第2弾! "

赤野工作『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』
"「カクヨム」にて空前の人気を誇る、空想ゲームレビュー小説が書籍となって登場。レビューによって描かれる“未来の世界のレトロゲーム”の追体験が、読者をまだ見ぬ懐かしい世界へと誘う"

R.K.ソーヤー『学習科学ハンドブック 第二版 第3巻 領域専門知識を学ぶ/学習科学研究を教室に持ち込む』

アダム ロバーツ『ジャック・グラス伝 宇宙的殺人者』
"稀代の犯罪者ジャック・グラス。彼が起こす犯罪は、不可能にして宇宙的。彼はいかにして殺人者となり、そして伝説の男となったのか?" "黄金時代の香り漂うSFミステリ"

『ユリイカ 2017年10月臨時増刊号 総特集◎蓮實重彦』
気になる論文があるので買う!
"野球と映画――蓮實重彦における「説話論的な構造」と「主題論的な体系」 / 數藤友亮"

ピエール・ビネトリュイ『重力波で見える宇宙のはじまり 「時空のゆがみ」から宇宙進化を探る』

遠山隆淑『妥協の政治学 イギリス議会政治の思想空間』

トミヤマユキコ、清田隆之『大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ』
"勉強・サークル・バイト・恋愛…。大学講師×人気ライター×現役学生が教える、ありそうでなかった新入生専用マニュアル!"

山田陽一『響きあう身体 音楽・グルーヴ・憑依』
"あらゆる音楽の源泉は人間の身体にある。歌を歌い、楽器を奏でる。そうやって生み出された音楽を聴き、それと共に踊る" "「音楽する身体」の謎を根源から捉えた音響人類学的アプローチ"

エンリーケ・ビラ=マタス『パリに終わりはこない』
"マルグリット・デュラスの家に下宿しながら「私」はパリで作家修行をするが……。文学に新しい地平を切り拓くビラ=マタスの代表作"

中尾央、松木武彦、三中信宏『文化進化の考古学』

ロザンヌ・サマーソン、マーラ・L・ヘルマーノ『ロードアイランド・スクール・オブ・デザインに学ぶ クリティカル・メイキングの授業』
"明確な答えのない課題を、創造的な方法で解決するために必要な能力を育むRISD教育のエッセンスを凝縮"

藤原聖子『教科書の中の宗教――この奇妙な実態』
"公教育が特定の宗教を正当化している!?偏見・差別につながる記述さえも……。「中立・客観的」であると信じられている教科書の知られざる記述を仔細に検証する"

飯田泰之『経済学講義』
"ミクロ、マクロ、計量経済学をざっくり学ぶ「経済学の思考法」をつかみとる! "

拳骨拓史『兵学思想入門 禁じられた知の封印を解く』
"江戸初期に学問として体系化され、甲州流・山鹿流といった兵法として花開いた兵学思想。自己を律することを求めるだけでなく、独自の国家観を中心に、修己・治人・治国・平天下へ"

久保田泰考『ニューロラカン 脳とフロイト的無意識のリアル』
"フロイトへの回帰を志向するなら、その神経学的基盤にも回帰せざるを得ず、要するにフロイトは元来ニューロフロイトなのだ。では、ニューロラカンを語る根拠はどこに見出されるのか"

トッド・E. ファインバーグ、ジョン・M. マラット『意識の進化的起源 カンブリア爆発で心は生まれた』

チャールズ・フォスター『動物になって生きてみた』
"アナグマとなって森で眠り、アカシカとなって猟犬に追われ、カワウソとなって川にもぐり、キツネとなって都会のゴミを漁り、アマツバメとなって世界を旅する。世界12カ国で刊行!"

岩間優希『PANA通信社と戦後日本: 汎アジア・メディアを創ったジャーナリストたち』
"白洲次郎が会ってみろといった男、宋徳和。彼が設立したアジア人のためのアジア系通信社、PANA通信社とはどのようなものだったのか"

ジョーン・C・ウィリアムズ『アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々』
"仕事もプライドも奪われた“中流階級"の人々の怒りは、既成の政治を脈々とこなす政治家とメディアに向かった"

ゴットフリート・ベーム『図像の哲学 いかにイメージは意味をつくるか』
"洞窟壁画や中世の宗教画からハイデガーのスナップ写真、ウォーホルなど100点を超す図版をオールカラーで掲載。意味の理解を言語に限定しない新たな解釈学"

リサ・クロン『ストーリー・ジーニアスー脳を刺激し、心に響かせる物語の創り方』
"主人公の内面的な葛藤が物語を動かすというテーマを取り上げ、神経科学に関する真理を活用して段階的にアドバイス"

エリン・L・トンプソン『どうしても欲しい!: 美術品蒐集家たちの執念とあやまちに関する研究』
"なぜ権力者・金持ちは美術品を収集するのか。窃盗、捏造、改変…美術犯罪学を専門とする著者による、人間の「暗部」からみた美術小史"

ロザリー・L・コリー『シェイクスピアの生ける芸術』
"英国ルネサンス最大の作家シェイクスピアの豊饒な文学世界を驚異的な博識と綿密な読解で様々な角度から解き明かした名著、待望の邦訳"

J・M・クッツェー『ダスクランズ』
"ヴェトナム戦争末期、プロパガンダを練るエリート青年。18世紀、南部アフリカで植民地の拡大に携わる白人の男。ふたりに取りつく妄想と狂気を、驚くべき力業で描き取る"

仲野徹『こわいもの知らずの病理学講義』
"「HONZ」でもおなじみ、大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃんやおばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした、おもしろ病理学講義"

アドルフ・ロース『ポチョムキン都市』(監修:鈴木了二、中谷 礼仁 )
"私は平面図も立面図も断面図もつくらない。空間をつくるのです"

ミハイル・ブルガーコフ『劇場』
"独立劇場のために戯曲を執筆したマクスードフだが、様々な障害によって上演は先延ばしに。劇場の複雑な機構に翻弄される作家の悲喜劇"

稲葉佳子『台湾人の歌舞伎町――新宿、もうひとつの戦後史』
"裸一貫で放り出された台湾人はやがて駅前のヤミ市で財をなし、焼け野原に新たに構想された興行街・歌舞伎町を目指した―初めて明らかにされる、貴重な時代証言"

アルバート・アインシュタイン、ジグムント・フロイト『 ひとはなぜ戦争をするのか』

マルク・ブロック『比較史の方法』

ブルース チャトウィン『パタゴニア』
"黄金の都市、マゼランが見た巨人、アメリカ人の強盗団……。幼い頃に魅せられた一片の毛皮の記憶をもとに綴られる見果てぬ夢の物語"

ジューリオ・マリ『古代文明に刻まれた宇宙―天文考古学への招待』
"モアイ像はなにをまなざしているのか?" "従来の考古学では解明できなかった古代文明の謎が、天文学の最新技術から次々に明かされる" "「天文考古学」の冒険"

ブリュノ・ラトゥール『近代の〈物神事実〉崇拝について ―ならびに「聖像衝突」』
"「事実」とは何か、「物神」とは何か。なぜ、聖像/偶像は破壊されるのか。「物神」の否定と破壊をめぐる「憎悪と狂信の考古学」"

コーネリス・ドヴァール『パースの哲学について本当のことを知りたい人のために』

高島和哉『ベンサムの言語論 功利主義とプラグマティズム』
"プラグマティックな言語論がベンサム功利主義思想の哲学的基礎にあることを明らかにし、心理学、倫理学、法学、政治学など人間と秩序全般にわたる彼の厖大な思索を統一的に把握する"

大月敏雄『町を住みこなす――超高齢社会の居場所づくり』
"人口減少社会における居住は、個人にも、地域にも、社会にも今や大問題。「一家族一住宅一敷地」という考え方はもはや古い" "町の多様性をいかに担保していけるか"

フランツ・シュルツ『評伝ミース・ファン・デル・ローエ』
"今では神話となっているミースの人生における、デザイナーとしての成長、現代芸術に与えた衝撃といった疑問を、気鋭の美術史家にして評論家である著者が膨大な資料から明らかにする"

市川秀和『「建築論」の京都学派―森田慶一と増田友也を中心として』

ビル・ビバリー『東の果て、夜へ』
"十五歳の少年イーストは生まれて初めてLAを出た。これから人を殺しに行くのだ" "孤独なる魂の彷徨を描いて絶賛を浴びたクライム・ノヴェル"

ラメズ・ナム『ネクサス 上』
"人類に新たなる世界をもたらす究極のナノマシン・ドラッグ"ネクサス5"。開発者の若き科学者ケイドの運命を描くSFスリラー!"

ゴットフリート・ベーム『図像の哲学 いかにイメージは意味をつくるか』
"ガダマーの薫陶を受け、ブレーデカンプと並ぶイコノロジーの第一人者による最新の成果" "意味の理解を言語に限定しない新たな解釈学"

エーネ・リール『樹脂』
"デンマークの僻地に住む一家。ほぼ自給自足の幸せな暮らしは、クリスマスに起きた事件を境に一変" "北欧最高のミステリ賞「ガラスの鍵」賞、デンマーク推理作家アカデミー賞の二冠"

藤原辰史『トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』

松村圭一郎『うしろめたさの人類学』
"市場、国家、社会…断絶した世界が、「つながり」を取り戻す"

遠藤雅司『歴メシ! 世界の歴史料理をおいしく食べる』
ダンジョン飯みたいで面白そう。読む。
"最古のパン、中世のシチュー、ルネサンスの健康食、ヴェルサイユ宮殿の晩餐会etc…5000年の時を料理で旅する、再現料理レシピエッセイ"

日下実男『絵ときSF もしもの世界 復刻版』
"同じ「もしも…」でも、ほとんどまったく起こりそうもないことと、あすにでも起こりそうな、かなり現実的な話とがあります。この本では、それらについても区別して、問題をわかりやすく解説"

Th.H.ガスター『世界最古の物語 バビロニア・ハッティ・カナアン』

山田慶兒『日本の科学 近代への道しるべ 日本の科学 近代への道しるべ 』

三木清、大澤聡(編)『三木清文芸批評集

ルートヴィヒ・クラーゲス『リズムの本質 新装版』
"周期的な反復現象であるが、同じ意味で使われる拍子(Takt, タクト)とはどう違うのか?"