読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

人は死ぬ


このところ死への距離が近くなったことを感じる。
2年前に大学を卒業してから、同世代の友人知人が結構死んだからだ。

死んだひとは、ときどき酒を飲みに行くような関係だったやつが多い。
そういうひとに死なれると、何度も飲みに誘ってるのに毎度断られてるような気分になる。
もちろん、最初に聞いたときはショックだ。でも、時間が経てばそんな感じ。

ひとが死んじゃってつらいのは、彼は苦しかったんだろうと想像してしまうことにある。
自分が死にそうだったときのことなんか思い出して、そのしんどさと重ねてしまう。

自分はなにもしてやれなかった。
彼の死に方を聞いて、そう感じずにはいられなかった。
そういうふうに一度思ってしまうと、しばらく動けなくなる。

でも、安心できることもある。
死んじゃった以上は、きっともう、彼に悪い時間はやってこないだろうって。

あいつ最近みないな、忙しいのかな、くらいに思ってすごしたい。
どこか遠くに行ったのかもしれないって思うようにしたい。

自分がそっちに行ったら、また飲みにでもいきたい。
いまはまだそのときじゃないだけで、いつかそれはくるし。
会える日を──いまは積極的に待ってるわけじゃないが、待ってる。

花と雨

花と雨