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鶴見俊輔『鶴見俊輔コレクション 1 (思想をつむぐ人たち)』

雑記

思春期の頃から鶴見俊輔を読んでいる。

長く付き合っているのに、未だに自分が彼のなにに惹かれているのかよくわからない。
ぶっちゃけ特にどこにも惹かれていないのかもしれないなとも思う。
惰性で読んでいる書き手のひとりかもしれない。

友達に乞食ってゲットした本書を読んで思ったのは、とにかく伝記ものや人物評がうまいなあということだった。
こんなに魅力的に他人のことをあれこれ言うことができるひともなかなかいないのではないか。
この本でも、椎名誠糸井重里天野祐吉坂本龍一などについて短く綴った文章はどれもイイ。

そういえば、鶴見俊輔による紹介を通じて出会った書き手はたくさんいる。
プラグマティストたち、本書でも取り上げられている戸坂潤など。

なんとなくググっていたら、鶴見俊輔は褒め上手で有名だったらしい。
確かに、先にあげた戦後の言論人についても賞賛の言葉が目立つ。
ぼくが彼らを読むきっかけになったのも、鶴見がうまいこと褒めていたからかもしれない。