ミル『ミル自伝』再読


なんか身体の調子がよくない。っつーことでごろごろしながらこの本を読み直した。

ミル自伝 (岩波文庫 白 116-8)

ミル自伝 (岩波文庫 白 116-8)


ミル自伝 (大人の本棚)

ミル自伝 (大人の本棚)


今回はミルが自分よりちょい下くらいの年齢、ウェストミンスター評論創刊くらいの時期が特に面白く感じられた。

やたらに急進派(功利主義、ベンタムの派閥)に知り合いを引き込もうとしていたり、当時の運動のダイナミズムみたいなものが感じられてグッとくる。短い期間にミルらが次々と要人にアクセスしていて、激しく貴族社会感。みんな名門のやつらだし。すごいなー。
それから、ぼくはミルの自由主義にある個性開花みたいなとこが好きなのだけど、ミル的な自由主義特有の徳を青年ミルが親父や友人の中に見出していくような部分がこの辺にはよく見られそこも大変おもろい。ほんとミルは人を褒めすぎ。

その次の危機のところやそれより前の教育の部分は有名だと思うけれども、青年ミルが言論人としてやっていくほぼ最初のところであるこのウェストミンスター関連の話も活き活きとしていて素晴らしいなあと思った。