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某Uゼミ文献リスト


来期でいったんUゼミをやめるので、このゼミで課題として読んだ本をまとめておく。

2012秋
植村邦彦『近代を支える思想』ナカニシヤ出版
内藤湖南『東洋文化史』中公クラシックス
加藤陽子『それでも、日本人は戦争を選んだ』朝日出版社
加藤陽子『戦争の日本近現代史』講談社現代新書
カント『永遠平和のために/啓蒙とは何か』光文社古典新訳文庫
クラウゼヴィッツ『戦争論』PHP研究所
佐々木毅『よみがえる古代思想』講談社
孫子孫子岩波文庫
孫文三民主義』中公クラシックス
ドラッカー『マネジメント(エセンシャル版)』ダイヤモンド社
プラトンソクラテスの弁明』中公クラシックス
モンテスキュー『法の精神』岩波文庫
與那覇潤『中国化する日本』文芸春秋
吉澤誠一郎『中国近現代史1 清朝と近代世界 19世紀』岩波書店
川島真『中国近現代史2 近代国家への模索 1894-1925』岩波書店
石川禎浩『中国近現代史3 革命とナショナリズム 1925-1945』岩波書店
久保享『中国近現代史4 社会主義への挑戦 1945-1971』岩波書店

2012春
内田樹『日本辺境論』新潮選書
宮崎市定『アジア史論』中公クラシックス
湯川秀樹梅棹忠夫『人間にとって科学とはなにか』中公クラシックス
高坂正尭『文明が衰退するとき』新潮選書
フロム『自由からの逃走』東京創元社
リップマン『世論』上/下岩波文庫
ボードリヤール『消費社会の神話と構造』紀伊國屋書店
村上泰亮『産業社会の病理』中公クラシックス
ギュスターヴ・ル・ボン『群集心理』講談社学術文庫
ルソー『人間不平等起源論』岩波文庫

2011秋
アリストテレス『政治学』中公クラシックス
アンダーソン『想像の共同体』NTT出版
萱野稔人『国家とはなにか』以文社
佐々木毅『よみがえる古代思想』講談社
トクヴィル『アメリカの民主主義』岩波文庫
ハーバーマス『公共性の構造転換』未来社
広井良典『コミュニティを問いなおす』ちくま新書
広井良典『グローバル定常型社会』岩波書店
松岡正剛『日本という方法』NHKブックス
宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫
ミル『自由論』岩波文庫
渡辺京二『逝きし世の面影』平凡社

2011春
石原莞爾『最終戦争論』中公文庫
猪木武徳『戦後世界経済史』中公新書
植村邦彦『「近代」を支える思想 市民社会・世界史・ナショナリズム』ナカニシヤ出版
ウォーラーステイン『入門世界システム分析』藤原書店
内田樹『街場の中国論』ミシマ社
大塚久雄『欧州経済史』岩波現代文庫
シュミット『陸と海と 世界史的一考察』福村出版
半藤一利『昭和史』平凡社ライブラリー
福井憲彦『近代ヨーロッパ史』ちくま学芸文庫
福沢諭吉文明論之概略』慶應出版会
ヘーゲル『歴史哲学講義』岩波文庫
山折哲雄『環境と文明 新しい世紀のための知的創造』NTT出版

パブリックガバナンス 2010年秋
飯尾潤『日本の統治構造』中公新書
ヴェーバー『官僚制』恒星社
梅棹忠夫『文明の生態史観』中公文庫
遠藤乾「日本における補完性原理の可能性 重層的なガバナンスの概念化をめぐって」(山口二郎他編『グローバル化時代のガバナンス』岩波書店
大塚久雄『社会科学の方法 ヴェーバーマルクス岩波新書
オルテガ『大衆の反逆』中公クラシックス
高坂正尭『海洋国家日本の構想』中公クラシックス
佐々木毅『民主主義という不思議な仕組み』ちくまプリマー新書
田中明彦『新しい中世』日経ビジネス人文庫
中西輝政『帝国としての中国』東洋経済新報社
広井良典『コミュニティを問いなおす つながり・都市・日本社会の未来』ちくま新書
マルクスエンゲルス共産党宣言岩波文庫
山岸俊男『安心社会から信頼社会へ』中公新書
レーニン『帝国主義論』光文社古典新訳文庫

以上。


雑感。このゼミは形式的には、毎週1冊本を読んできてレポート書いてバズセッションを行い、学期末にはテーマを決めてグループワークして調べたことを発表するという非常にシンプルな文系のゼミって感じだった。
文献もなんのゼミかわからん程度に散ってるといえども、個々で見ればわりかし普通だと思う。

しかし、どんなテーマでも面白く料理して話してくださるU先生の力と、ゼミ生の多様性と個性が独特の雰囲気をつくりだしていた。
ぼくは毎週、課題文献をU先生だったらどう読むのかしらと楽しみにゼミに参加していた。
ぼくがどっかから引っ張ってきたような解釈を話すたび、先生から「それ本質か?」と笑いながら尋ねられた姿が非常に心に残っている。

このゼミの目的は、社会思想的なテーマをきちんと積み上げ式で読んでいくようなものとはだいぶ異なっていたように思う。
それがなんなのかうまくいうことはできないが、ぼくにとっては本を手さぐりで読む感覚みたいなものが味わえたのが非常によかった。
大学2,3年になると、下手糞なりにだけれども勉強の仕方というか、まず入門書読んで二次文献読んで~とか、雑誌や総研のレポートとか読んで~とか無駄にものを調べるやり方をおぼえてしまって、それはそれで必要なのだけれども、もうちょっとシンプルに面白い本を読んで重要な部分を拾ってきたり大事なことに気づいたりするための時間を削りがちだった。
このゼミは毎週90分の時間とそのあとの飲み会の中で、そういうことの重要性に気づかせてくれたような感じがする。

Uゼミには丸2年いたことになるから、やめるというのはそこそこ感慨深い。
きっと来期も面白いゼミになるだろうから、最終発表には顔を出そうかと思っている。